[写真]=須田康暉

 11日(水)、愛知工業大学名電高校バレーボール部がプロ監督制を導入することを発表した。チームの公式SNSが伝えている。

 同校バレー部は4月から「文武両道×高校プロ監督」を掲げ、新たなチーム体制をスタートさせる。高校スポーツの新しい形に挑戦する取り組みとして注目される。

 発表によると、プロ監督制の導入により、監督が教員ではないため、指導者が練習に継続的に立ち会うことが可能となり、安定した練習環境の確保にもつながるとしている。

 さらに、監督が「バレーボールを仕事」とする専門指導者であることから、競技指導に集中できる点も特徴の一つ。監督がチーム運営に時間を割くことができるため、練習内容や戦術の構築、チーム作りにも多くの時間と労力を注ぐことが可能になるという。

 高校スポーツでは教員が監督を務めるケースが多く、授業や会議など多くの業務を抱える中で指導にあたる必要がある。そのため、練習に十分に立ち会えない状況や、業務による疲労が指導に影響することも課題として指摘されてきた。今回のプロ監督制の導入は、こうした高校スポーツの課題改善にもつながる取り組みとみられる。

 また、引退したトップ選手が指導者として活躍できる環境を整えることで、競技者のセカンドキャリアの選択肢を広げる狙いもあるという。

 そして12日(木)、新監督が発表。愛工大名電OBで2025-26シーズンはV.LEAGUE MEN EAST(Vリーグ男子 東地区)のレーヴィス栃木でプレーしている藤巻睦(25)が現役を引退し、監督に就任する。なお、現監督は今後ゼネラルマネージャーとしてチーム運営を担う予定となっている。

 藤巻新監督はチームの公式SNSでコメントを発表している。

「名電で学び、バレーボールを通じて多くの経験をさせていただいた自分にとって、母校で指導に関われることを大変光栄に思います。今シーズンをもって現役選手を引退し、指導者として新たな一歩を踏み出します。これまでの経験をすべて名電の指導に還元していきます。選手一人ひとりに寄り添いながら、勝利を目指すだけでなく、人としても成長できるチームづくりに全力で取り組みます。名電の根幹である「文武両道」を大切にしながら、全国の舞台で戦えるチームを目指して努力していきます。引き続きご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします」

 高校バレー界では異例の取り組みとなるプロ監督制。今後のチームの動向やバレーボール界への影響にも注目が集まりそうだ。

 

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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