9日、第78回国民スポーツ大会バレーボール6人制(成年男子)の決勝が行われ、埼玉県代表と三重県代表が対戦した。

 埼玉県代表チームはV.LEAGUE MEN(Vリーグ男子)の東地区所属の埼玉アザレア、三重県代表は同じくVリーグ男子の西地区所属のヴィアティン三重というVリーグ勢同士の対決となった一戦。1セット目は両者譲らず、点差がつかずに進むが後半、VT三重がショートサーブでサービスエースをとるなどして連続ポイントを奪い一歩前に出る。その後も攻撃の手を緩めず、連続ポイントを重ねた三重が1セット目を先取する。

 続く2セット目、3セット目は始終リードを保った埼玉が連取し逆転に成功、優勝に王手をかける。勝負の第4セットは両チームともに素晴らしい粘りの守備が光る。中盤、三重はスパイクがアウトになるほか、ネットを超えないミスが目立ち埼玉がリードする展開に。流れを変えたい三重だったが、最後は25ー18で埼玉が取り、セットカウント3-1で埼玉県代表が優勝を果たした。

 また、6人制(少年男子)の部の決勝では駿台学園高校の選手中心の東京選抜チームが、大会連覇を狙った山口県代表の高川学園高校単独チームをストレートで下し、優勝を果たしている。

■成年男子決勝戦結果

埼玉県 3-1 三重県

第1セット 19-25
第2セット 25-20
第3セット 25-21
第4セット 25-18

■第78回国民スポーツ大会 成年男子 最終順位

優勝:埼玉県
準優勝:三重県
3位:京都府
4位:佐賀県
5位:福井県、北海道
7位:愛媛県、長崎県

■第78回国民スポーツ大会 少年男子 最終順位

優勝:東京都 
準優勝:山口県
3位:福岡県
4位:福井県
5位:京都府、大阪府
7位:宮崎県、神奈川県