[写真]=山田高央

本記事では今季よりSVリーグでプレーする大学生の有望株5名を紹介。高校・大学での経歴や代表歴、プレースタイルなどの特徴をもとに、次世代の日本男子バレーを担う可能性がある選手を紹介する。

紹介するのは以下5名。

・甲斐優斗(専修大学→大阪ブルテオン)
・前田凌吾(早稲田大学→ウルフドッグス名古屋)
・近藤蘭丸(明治大学→東京グレートベアーズ)
・牧大晃(筑波大学→東レアローズ静岡)
・山元快太(日本体育大学→広島サンダース)

甲斐優斗(専修大学→大阪ブルテオン)

[写真]=市川雄大

身長 / 最高到達点
200cm / 350cm
経歴
日南振徳高校→専修大学
代表歴
・2022年U20日本代表
・2025年度男子日本代表登録
(ネーションズリーグ・パリ五輪出場)

日南振徳高校(宮崎県)から専修大学へ進学。大学在学中からトップレベルで大きな注目を集めてきたアウトサイドヒッターだ。

2022年にはU20日本代表に選出、2025年度には男子日本代表メンバーに登録され、ネーションズリーグやパリ五輪に出場。さらに大学在学中に特別指定選手として大阪ブルテオンでプレーしている。

最大の魅力は、身長200cm・最高到達点350cmの高さだ。アウトサイドヒッターとしては国内でも屈指のサイズを誇り、高い打点からスパイクを打ち込めるだけでなく、サーブでも相手チーム崩して得点を奪える。さらに大舞台でも表情ひとつ変えずに、たんたんとプレイする姿も圧巻だ。

以下の動画を見てほしい。

リリーフサーバーとして出場し、マッチポイントを奪うサーブを打って試合を決定づけた。普通なら試合の途中でコートに入り、サーブを打つだけでも難しい。国際試合となれば尚更だ。しかし表情ひとつ変えずに強烈なサーブを打ってみせたのは、技術だけでなくメンタルの強さも示した。

2026年3月21日時点で大阪ブルテオンの選手として、SVリーグ男子20試合出場、総得点113、アタック決定率51.3%、サーブ得点10の公式記録を残している。

SVリーグはもちろん、石川祐希や高橋藍に続く日本代表のエースとしても活躍が期待されている有望選手だ。

前田凌吾(早稲田大学→ウルフドッグス名古屋)

[写真]=坂口功将

身長 / 最高到達点
178cm / 320cm
経歴
清風高校→早稲田大学
代表歴
・2019年全日本中学生選抜
・2022年U20日本代表
・2025年ユニバーシアード日本代表

清風高校(大阪府)から早稲田大学へ進学したセッターで、学生時代から高い評価を受けてきた。2022年にはU20日本代表の主将を務め、2025年にはユニバーシアード日本代表としての経歴も持つ。

2026-27シーズン、ウルフドッグス名古屋への加入が発表された。178cmとサイズ面で大きなアドバンテージがあるわけではない。それでも評価されるのは、試合を組み立てる力と技術が優れているからだ。

アタッカーの特長によって使い分けるトスワーク、どこからでもピンポイントでトスを上げられる正確性。さらに自分で得点できる攻撃力と、相手を惑わすテクニックを持ち合わせたセッターである。

以下の動画を見てほしい。

味方がレシーブしたボールはコート外に飛ばされたものの、そこから遠いサイドのスパイカーにトスを上げて得点につなげた。この正確さこそ前田の武器である。さらにツーアタックやブロックと、得点を取る力も魅力だ。

相手と味方の状況を把握しながらチームをコントロールするトスワークと、ブロックやツーアタックで得点を取る攻撃力を武器にSVリーグでの活躍が期待される。

近藤蘭丸(明治大学→東京グレートベアーズ)

[写真]=吉川はる

身長 / 最高到達点
178cm / 310cm
経歴
東福岡高校→明治大学
代表歴
・2019年全日本中学生選抜

東福岡高校(福岡県)から明治大学へ進学したセッターで、大学在学中から高い将来性を評価されてきた。東京グレートベアーズとは2026-27シーズンから加入が発表されており、すでにSVリーグでも経験を積み始めている。

プレースタイルの特徴は、テンポの速いトスワークとプレッシャーのかかる場面でもぶれない冷静さだ。監督コメントでも「ゲーム理解」「プレッシャー下での強さ」が評価されており、単なる若手有望株ではなく、すでに信頼を得始めている。

2026年3月22時時点、SVリーグ公式記録では23試合47セットに出場し、サーブではエース3本を記録。内定選手でありながら、すでにチームの一員としてプレイ時間を与えられている。

セッターとしては178cmと大型ではない。ただし肘を伸ばして高い位置でセットアップ、そしてフォームが一定で相手ブロックを惑わせる技術がある。冷静さとテンポの速いトスワークで、東京グレートベア-ズでのスタメン定着を目指す。

牧大晃(筑波大学→東レアローズ静岡)

[写真]=婁韻萱

身長 / 最高到達点
210cm / 350cm
経歴
高松工芸高校→筑波大学
代表歴
・2019年全日本中学生選抜
・2022年U20日本代表
・2025年度男子日本代表登録

高松工芸高校(香川県)から筑波大学へ進学した超大型プレーヤーだ。中学時代には全日本中学生選抜、2022年にはU20日本代表、2025年度には男子日本代表登録メンバーにも選出された。

やはり目を引くのは、210cmという圧倒的なサイズだ。高い打点からのスパイクだけでなく、ブロックやサーブでもネット際の優位を生み出せるのが強み。世界基準のサイズを持つアタッカーだ。

これだけのサイズならオポジットとして起用されそうだが、ポジションはアウトサイドヒッターだ。大型の選手で高さを武器としながら、レセプション・ディグもこなせる器用さも併せ持つ。

SVリーグで経験を積み、攻守両面での安定感が増してくれば、外国人にも劣らない攻撃力と守備力の両方をもった唯一無二の選手となるかもしれない。

山元快太(日本体育大学→広島サンダーズ)

身長 / 最高到達点
190cm / 353cm
経歴
仙台商業高校→日本体育大学
代表歴
・2019年全日本中学生選抜
・2022年U20日本代表

仙台商業高校(宮城県)から日本体育大学へ進学し、大学カテゴリーで着実に実績を積み上げてきたアウトサイドヒッターだ。中学時代には全日本中学生選抜、2022年にはU20日本代表に選ばれた。

武器は圧倒的な高さ。身長は190㎝と高いほうではないものの、最高到達点が353㎝の跳躍力を誇る。本人が「ハイセットを叩く」ことに魅力を感じており、崩れた場面でも強打で打開を図れるのが強みだ。試合の流れが苦しい時に、力で点をもぎ取れる選手はチームにとって貴重な存在となるだろう。

全日本インカレで日本体育大学を準優勝に導き、個人のベストスコアラー賞を受賞した得点を取り切るアウトサイドヒッターとして、SVリーグでも得点を量産する攻撃型の選手として期待される。

未来の日本代表候補を要チェック

本記事で紹介した5名は、未来の日本代表を担う選手としても期待される。今季から内定選手として入団しているが、すでにチームの一員としてプレイしている選手もいる。各選手のSVリーグでの活躍を要チェックだ。

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この記事を書いたのは

重村暁希

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