サントリーサンバーズ大阪のオリビエ・キャットHCが大同生命SV.LEAGUE男子の開幕戦を振り返った。
11日、SVリーグ男子第1節GAME1で大阪Bと対戦したサントリー。昨シーズン王者として新リーグ開幕の記念すべき初戦に臨んだが、序盤から大阪Bのサーブに苦しみ、なかなか持ち味を出せずに0-3のストレート負けを喫した。
試合後、キャットHCは記者会見に応じ、「非常に難しい試合だった。特に2セット目までは相手のプレッシャーが強くとても苦労した」と試合を振り返り。「ブルテオンの対策もしていたが、相手のプレッシャーが強く、サイドアウトもなかなか取ることができなくて非常に厳しい立ち上がりになってしまった」と立ち上がりを敗因にあげた。それでも、「今回の試合は開幕1試合目、シーズンは長くなるので、ここからしっかりとチームを立て直していきたい」と挽回を誓っている。
この試合、キャットHCはスターティングメンバーにミドルブロッカーの柏田樹とリベロの喜入祥充を起用。その意図については、「準備段階のところを含めての決断。藤中颯志は少し体調を崩していて数週間準備が遅れた。その中で喜入が非常に良いパフォーマンスを見せていてこの決断に至った」と明かしている。
柏田についても「非常に良い準備期間を迎えていた」ことをスタメン起用の理由にあげ、「ただ、サイドアウト等の面で苦しい面もあり、ブロックから立ち直したいという思いもあり鬼木(錬)に代えた」と起用の意図を明かしている。
また、大阪B戦では新戦力のポーランド代表アレクサンデル・シリフカはベンチにも入らず。「まだヒザのケガからのリカバリーの初期段階」とコンディションの問題であることを明かした。
課題も残る開幕戦となったが、今後の改善については「まずはプレーをすること自体が第一。オリンピックに参加していた選手やドミトリー(・ムセルスキー)は合流が遅れてまだ調子を上げきれていない部分をあげていく」とし、まずは選手のコンディションを上げていくことが最優先だとしている。