一般社団法人SVリーグ(SVL)は10日、テレビ中継用ネットカメラの設置を再開することを発表した。

 元々リーグ戦では設置されていたテレビ中継用ネットカメラだが、2024年2月17日(土)にエントリオで行われた2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN ウルフドッグス名古屋vsパナソニックパンサーズ(現:大阪ブルテオン)の試合中に選手が負傷する事象が起き、それからは設置が見送られていた。

 該当の試合では、選手がネットポールに衝突した際、ネットに設置されたテレビ中継用カメラを支えていた2本のアームの接続部分のネジが破損し、カメラが落下。落下したカメラの先端部が選手に当たり負傷してしまっていた。

 これを受け、SVLは再発防止策の概要を発表。今後はカメラの2本のアームを1本の丈夫な支柱にすることで、アームの破損を防ぐ対策を取る。また、支柱には十分な緩衝材を入れたうえで、ポールカバーで覆い、選手への安全対策を強化する方針ということだ。

 SVリーグ所属クラブの練習会場で安全対策を施したリモコンカメラを設置し、実際にプレーした上で、十分な強度と安全性があると確認されたため、再設置に至ったという。

 今後のネットカメラの実施については各中継局によって仕様も異なるため、その都度リーグが仕様を確認し、許可した場合に限り設置を認める方針としている。

 なお、11日に行われた男子オープニングマッチのサントリーサンバーズ大阪vs大阪ブルテオンの一戦でも、両チームに説明の上で設定されていた。

 

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VOLLEYBALL KING 編集部

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