[写真]=金田慎平

 12日、大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第1節GAME1が行われ、NECレッドロケッツ川崎と埼玉上尾メディックスが、NEC川崎のホームである川崎市とどろきアリーナで対戦した。

 世界最高峰リーグを目指し、2024ー25シーズンから新たに始まるSVリーグが開幕。地上波での放送も行われた11日の男子開幕戦も注目を集めたが、女子の戦いもここから始まる。

 ホームのNEC川崎はアウトサイドヒッター(OH)にアチャラポーン・コンヨットと佐藤淑乃、ミドルブロッカー(MB)に島村春世、セッター(S)に中川つかさ、オポジット(OP)にロレイナ・メアリーズ・ダシルバ、リベロ(L)に大工園彩夏をスタメンに起用。

 一方の埼玉上尾はアウトサイドヒッター(OH)に目黒安希と佐藤優花、ミドルブロッカー(MB)に濱松明日香と山中宏予、セッター(S)に鎌田咲希、オポジット(OP)に黒後愛、リベロ(L)に岩澤実育をスタメンに起用した。

 第1セットは序盤から両チームとも多彩な攻撃で得点を重ねたが、その一進一退の攻防の展開を一足先に抜け出したのは埼玉上尾だった。選手交代でコートに入った仁井田桃子がスパイクとブロックで連続得点の活躍でチームに勢いをつけたが、NEC川崎も追い上げを見せ、終盤では同点とした。デュースにもつれ込んだセットだったが、最後はNEC川崎のミスもあり埼玉上尾がセットを先取した。

 第2セットも点を取りあう展開が続いたが、鎌田のサービスエースもあり埼玉上尾が一時4点をリードした。埼玉上尾がこのまま突き放すかと思われたが、追いかけるNEC川崎の甲萌香がサーブで相手を崩し同点に追いつくと、ブロックでの得点でNEC川崎が逆転。リードを守って終盤に入ったNEC川崎だったが、目黒の鋭いスパイクで埼玉上尾が再び同点とするとそのまま追い上げ2セット目も連取した。

 第3セットも互いに一歩も譲らない展開となった。中盤にNEC川崎がややリードする場面も見られたが、黒後のスパイクで埼玉上尾が同点に追いつき、その後逆転。島村の2連続ポイントで食らいつくNEC川崎だったが追いつくことができず、最終セットも埼玉上尾が獲得した。

 SVリーグの女子初戦は埼玉上尾が昨シーズン王者のNEC川崎にストレート勝ちという結果に。ここから長いシーズンが始まる。

 ■試合結果

 NECレッドロケッツ川崎 0ー3 埼玉上尾メディックス

 第1セット 24ー26
 第2セット 23ー25
 第3セット 22ー25