12日、大同生命SV.LEAGUE WOMENの第1節GAME1が行われ、PFUブルーキャッツ石川かほくvsヴィクトリーナ姫路が対戦した。
PFUはアウトサイドヒッター(OH)に川添美優と大村季色、ミドルブロッカー(MB)にタイ代表のタットダオ・ヌクジャンと細沼綾、セッター(S)にタイ代表のナッタニチャ・ジャイサエン、オポジット(OP)にカシャウナ・ウィリアムズ、リベロ(L)に舩田璃々香をスタメンに起用した。
対する姫路は、OHにモクシー・チャッチュオンと井上愛里沙、MBに伊藤麻緒と宮部藍梨、Sに柴田真果、OPに田中咲希、Lに森田茉莉をスタメンに起用した。
姫路のサーブで幕を開けた第1セットの序盤は日本代表としてパリ五輪に出場した宮部と井上が躍動し、姫路がリードする形で試合が進行していく。対するPFUはウィリアムズのパワフルなスパイクとタットダオとナッタニチャの息の合ったコンビで得点を重ねていく。しかし、姫路のチャッチュオンがサーブとスパイクで猛攻し、姫路が流れを掴んだまま25ー16で第1セットを先取した。
続く第2セットは序盤でPFUが守備のスーパープレーを連発。姫路の攻撃を3本守り抜き、レシーブしたボールが姫路のコートに落ちてPFUの得点となった。この粘りのプレーで勢いづきブレイクしたPFUが3点をリードする展開で試合が進んでいった。その後も姫路の鋭い攻撃とPFUの粘り強い守備ですさまじいラリーが連続する。先に20点に乗せたのは姫路。セット終盤に5連続得点で一気に追い上げ、PFUの背中を掴んだ。デュースにもつれ込む大接戦となった第2セットは、最後に宮部が得点を重ね27ー25で姫路が連取した。
第3セットは井上のブロックポイントから始まり、姫路が3連続得点でスタート。序盤で姫路が5点差をつけるとPFUは2枚替えでSの藤倉由貴とOHの川﨑鈴奈を投入する。その川﨑は出場後すぐに2本連続でスパイクを決めてチームを勢いづけ、チームは5連続得点。一気に同点まで追いついた。互角のまま迎えたセット終盤、後がないPFUは途中出場の川崎が大活躍。ライトから得点を重ねて姫路に食らいついていく。姫路も井上の技ありのプレーや田中の攻撃で一歩も譲らない手に汗握る第3セット。デュースにもつれ込む大接戦はPFUの川添が終止符を打ち、28-30でPFUが取り返した。
勝負の第4セット。PFUは第3セットで途中出場した藤倉と川崎をスタートから起用。川崎がこのセットも序盤から大活躍で得点を量産する。レフトの大村も勢いづき、PFUが第3セットの勢いのままリードしてセット中盤を迎えた。対する姫路は伊藤のサービスエースと宮部のブロックで3連続得点し、じわじわと点差を縮めていく。しかしPFUの勢いは止まらない。20点に乗せると、コートにボールを落とさない粘りのレシーブで川﨑へボールをつなぎ、5連続得点で20-25。一気に第4セットをものにした。
運命の第5セットはPFU大村の冷静な技ありプレーでスタート。両チームともMBを巧みに使って得点を重ね、一歩も譲らない。コートチェンジをして迎えたセット後半。PFUは大村の気迫あふれるスパイクで一気にリードを広げていく。最後も大村がストレートにスパイクを決め、9-15で第5セットを先取し、大逆転でホームでの開幕戦を勝利で飾った。
■試合結果
PFUブルーキャッツ石川かほく 3―2 ヴィクトリーナ姫路
第1セット 16―25
第2セット 25―27
第3セット 30―28
第4セット 25―20
第5セット 15―9