[写真]=金田慎平

 パリ2024オリンピック(パリ五輪)を最後に現役を引退した元女子日本代表の古賀紗理那の引退セレモニーが行われた。

 12日、大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第1節GAME1が行われ、NECレッドロケッツ川崎と埼玉上尾メディックスが対戦。埼玉上尾が0―3で開幕戦白星を飾った。

 試合後には、現役を引退した古賀さんがクラブキャリアを過ごしたNEC川崎のファンの前で引退セレモニーを実施。ともにクラブでプレーした廣瀬七海さんと上野香織さんとのトークショーという形でファンに最後の挨拶を行った。

 トークショーの中で古賀さんは今後にも言及。「確実に決まっているわけじゃない」としつつ、「本気で日本代表を目指したいとか、 そういう思いを持った選手たちに指導してみたい気持ちはすごくある」と、指導者への転身を考えていることを明かし、「スキルだけじゃなくて、気持ちの部分や取り組む姿勢だったり、そういうところで貢献できることがあれば、私もしていきたいなと思っています」と口にした。

 また、NEC川崎はSVリーグ黒星スタートとなってしまったものの、NEC川崎のクルー(ファン)に向けては、「ファンの皆さんは苦しいシーズンが続いた時でもずっと応援してくれましたし、ずっと私たちの背中を押してくれて、私自身も人の応援の力を実感していたので、本当に感謝しています」と改めて感謝を伝え、「今シーズンもたくさんの応援してほしいなと思いますし、私もテレビ出たり何かした時は絶対に見てください」と、笑いも交えて呼びかけた。

 とどろきアリーナに集まった3000人を超える観客の前で最後の挨拶を行った古賀さん。ファンからは終始温かな拍手が送られていた。