12日、大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第1節GAME2が行われ、広島サンダーズと東レアローズ静岡が広島グリーンアリーナで対戦した。

 ホームの広島THはアウトサイドヒッター(OH)に新井雄大とオレオル・カメホ・ドルーシー、ミドルブロッカー(MB)に安永拓弥と三輪大将、セッター(S)に前田一誠、オポジット(OP)にフェリペ・モレイラ・ロケ、リベロ(L)に唐川大志をスタメンに起用。

 一方の東レ静岡はOHに山田大貴とフランチェスコ・レチネ、MBに上條レイモンドと西本圭吾、Sに新貴裕、OPにアラン・ソウザ、Lに山口拓海をスタメンに起用した。

 第1セットは東レ静岡のアランの高さを生かしたスパイクからゲームがスタートした。互いに攻撃しあう展開が続いたが、アランやレチネといった外国人選手の活躍を中心に東レ静岡が徐々に点差を離した。昨日の試合では少なかったセンター線の攻撃も増やしながら攻撃を続けた広島THだったが、追いつくことができず第1セットは東レ静岡22ー25が先取した。

 第2セットもファーストポイントはアランのスパイクだった。序盤からサーブミスやスパイクミスが続いた広島THにアランのサービスエースも重なり、一時5点差となった。外国人選手のみならず、要所で坂下を使った攻撃も絡めた広島THだったが、終盤ではタッチネットやダブルコンタクトなどの細かいミスが目立ち、第2セットも東レ静岡が18ー25で連取した。

 第3セットは序盤、互いにミスの応酬が続いた。安永のダイレクトで勢いづいた広島THは、三輪のサービスエース、カメホの鋭いスパイクで得点を重ねるもうまく流れを作ることができず、東レ静岡が優位な展開となる。このまま東レ静岡が取り切るかと思われたが、三輪のコミットブロックをきっかけに流れを掴み取り、第3セットは広島THが25ー21で取り返した。

 第3セットの勢いそのまま、第4セットも広島THがリードを奪うかと思われたが、このセットで勝負を決めたい東レ静岡の粘りも随所に見られ、一進一退の攻防が続いた。この展開を先に抜け出したのは東レ静岡。アランとレチネのスパイクでの得点が続くと、広島THはその攻撃を止めることができずに終盤へと入る。1点差まで詰め寄った広島THだったが、最後までアランやレチネなどの外国人選手の攻撃が走った東レ静岡が23ー25でセットを取り切った。

 前日はフルセットの戦いを制したのは広島THだったが、今日はその雪辱を晴らし多様な攻撃陣から繰り出されるスパイクで勝利を掴み取った東レ静岡。今後の試合でもどのような戦い方を見せるかに注目だ。

 ■試合結果

 広島サンダーズ 1ー3 東レアローズ静岡

 第1セット 22ー25

 第2セット 18ー25

 第3セット 25ー21

 第4セット 23ー25

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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