10月16日、大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)は、大阪の梅田蔦屋書店にてファンを招待しての開幕記念トークショーを開催した。
バレーボール元日本代表で、現在は大阪ブルテオンのアンバサダーや解説者として活躍する福澤達哉さんがMCを務め、ゲストとして大阪ブルテオンの山本智大、永露元稀が出演した。
まずは10月11日に行われたSVリーグのオープニングマッチ、サントリーサンバーズ大阪vs大阪ブルテオンの一戦を振り返っていく。ウルフドッグス名古屋から大阪Bに移籍して初めての公式戦に臨んだ永露は、「実はとても緊張していた」と告白。「試合前のウォーミングアップは以前にいたチームと全く違うし、いろいろな演出もあったことで、おどおどしてしまっていた(苦笑)」と明かした。それでも「試合に入ったら先輩たちに助けてもらいながら3-0のストレート勝ちができたので良かった」と安堵した。
山本は「自分たちのプレーが予想以上に精度が高く、ちょっとビックリした(笑)。昨シーズン、ファイナルで敗れたサンバーズに勝つことができて、素晴らしい結果になった」と胸を張った。また、地上波で生中継されたことにも触れ、「それが一番うれしかった。いろいろな人にリベロとしてボールを拾う姿や諦めない姿を見せられたと思うし、すごく楽しくプレーできた」と笑顔を見せた。
MCの福澤さんから「試合中、ニヤニヤしていましたよね?」と振られた山本は、サントリーの髙橋藍とのエピソードを披露。「試合前に『智さんのところにはサーブを打たないですから』と言われていて。でも、2セット目の途中に僕のところを狙ってきて、拾ったんですよ。それで藍が『拾いましたね』みたいな反応を見せてきて、それでニヤけてました(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。
その後、大阪の練習環境や注目の新加入選手、キューバ代表のロペス・ミゲルのこと、お互いのことなどについて、テンポよくトークを展開していく。そして、世界最高峰のリーグを目指すSVリーグについても2人が思いを語った。山本は「僕は世界1位になれるリーグだと信じています。全チーム、全選手が『バレーボール界を盛り上げていくんだ』という強い気持ちを持つことだ大事だと思う」と言葉に力を込める。続けて永露は「外国籍選手枠が2つに増えて、素晴らしい選手がたくさん日本に来ています。そういった中で、戦術的にも技術的にも日本人選手がどんどんレベルを上げていければ」と理想の未来像を語った。
最後に会場に集まったファンからの質問に答えてトークショーは終了。締めの挨拶を求められた2人は、「試合数が増えて、どの試合も1試合1試合が大事になります。ファンの皆さんと一緒に戦っていきたい」(永露)。「試合数が多くて、本当に僕たちだけじゃ乗り越えていけないと思う。やっぱりファンの皆さんの応援があってこそのSVリーグです。優勝して皆さんと喜びを味わえるように、今週末のホームゲームから頑張っていきます」(山本)とサポートを呼び掛け、トークショーを締めくくった。