17日、株式会社スポーツネーション主催のもと、一般社団法人SVリーグ(SVL)が協力して開催するピッチイベント「NEO AWARD HOKURIKU ~繋げ未来へのトス~」の応募受付が開始された。

 このイベントは2025年1月25日(土)、26日(日)に石川県かほく市で行われる2024-25 SV.LEAGUE ALL STAR GAMESのタイアップ企画となっており、トップパートナーである株式会社スポーツネーション主催のもと、SVLが協力し、開催される。

 開催地である石川県は今年1月に能登半島地震、9月には能登豪雨といった自然災害に襲われ、今もなお復興への取り組みが行われている。こうした状況を受け、スポーツの応援と熱量を通して、北陸の復興に貢献することを決意した株式会社スポーツネーションは若者が主体となって、まちの未来を考えることで地域の未来へトスを繋いでいきたいという想いで「NEO AWARD HOKURIKU ~繋げ未来へのトス~」を企画した。

 主な企画内容として、およそ15社が提示する課題に対し、学生がスポーツを軸とした北陸復興のアイデアを考察するというもの。一例として、大同生命SV.LEAGUE WOMEN所属で石川県を本拠地としているPFUブルーキャッツかほくは「地域を”つなぐ”ワインを」多くの人に届けたいという課題を提示している。課題に対するアイデアを書類で提出したのち、選考を突破したチームには石川県立図書館で行われる受賞者ピッチへの参加権が与えられ、最優秀アイデアには賞金30万円が贈られるなどとしている。

 この企画に向けて、SVリーグの大河正明チェアマンは以下の通りコメントを発表している。

「このたび、株式会社スポーツネーション様を『2024-25 SV.LEAGUE ALL STAR GAMES』のオフィシャルパートナーにお迎えし、共創パートナーとして力強いご支援を頂けることに、リーグを代表して厚く御礼申し上げます。『2024-25 SV.LEAGUE ALL STAR GAMES』は2024年1月の能登半島地震、ならびに9月の大雨災害で甚大な被害を受けた石川県に対してSVLとして最大限の支援をすることを目的として開催するものです」

「試合の開催のみならず、様々な支援活動を行う中で株式会社スポーツネーション様が実施するピッチイベント『NEO AWARD HOKURIKU』は、北陸を中心とした若い世代の皆さんによるアイデアの創出というまさに未来を共創する企画であり、新たな形での支援が実現することに大きな期待を寄せています」

 また、V.LEAGUE MENの北海道イエロースターズの前社長でもあり株式会社スポーツネーションの代表取締役である三木智弘氏も以下の通りコメントを発表している。

「この度は1月の震災、そして9月の豪雨と能登地域を中心に北陸の皆様が甚大な被害に遭われ今も復興に向けて日々様々な方が尽力されていることを知り、我々も1人の日本人として人事ではなく何か力になりたいという思いで本取り組みを実施する運びとなりました。スポーツネーションはスポーツチームは地域のセンターピンとして地域を活性化する使命があるという思いでこれまでプロスポーツチームを起点とした地域活性化に取り組んできました。」

「SNSの普及によりデジタルでの繋がりが当たり前の世の中だからこそ、人と人が直接繋がれるスポーツは地域にとってとても重要な存在です。本取り組みを通してSV.LEAGUEさんと共に、バレーボールの力で1人でも多くの人が繋がり、協力して前を向けるようなそんな機会を少しでも多く作れたら幸いです」

 この企画で集まったアイデアは試合会場や石川県内各地での実施を予定しており、バレーボールというスポーツの力を活用して北陸復興に向けた多くのアイデアが待ち望まれる。

▼開催概要

応募対象:3名以上の学生メンバーで構築されるグループ
参加費:無料
表彰: 最優秀賞/賞金30万円(ピッチ審査)、優秀賞/賞金5万円(書類審査)
選考:書類選考+受賞者ピッチ(11月29日(金)18時より石川県立図書館で実施予定/観客100名程度)
公募期間: 2024年10月17日(木)~2024年11月8日(金)23:59
受賞者ピッチ: 2024年11月29日(金)18:00~21:00 石川県立図書館
受賞、最優秀アイデアの実施: 2025年1月~2025年2月ごろ

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

国内外の最新ニュースや注目選手の特集、バレーボールをより楽しめるバレーボール情報・ニュースサイト『VOLLEYBALLKING(バレーボールキング)』編集部です!

VOLLEYBALL KING 編集部 の記事をもっと見る