18日、大同生命SV.LEAGUE WOMENの第2節GAME1が行われ、INPEX酒田アリーナにてアランマーレ山形とPFUブルーキャッツかほくが対戦した。A山形は第1節を終えて2敗、PFUは1勝1敗でこの試合を迎えている。

 ホームであるA山形はセッター(S)に石盛めるも、アウトサイドヒッター(OH)に木村友里とドンポーン・シンポー、ミドルブロッカー(MB)伊藤摩耶と佐藤菜々美、オポジット(OP)にオレクサンドラ・ビチェンコ、リベロ(L)に工藤真帆をスタメンに起用した。

 対するアウェイのPFUはSにナッタニチャ・ジャイサエン、OHに大熊紀妙と川添美優、MBに細沼綾とタットダオ・ヌクジャン、OPにカシャウナ・ウィリアムズに、L舩田璃々香という布陣となった。

 第1セット、序盤はお互いに粘り強いラリーを展開しながら一進一退の攻防が続く。中盤、A山形の石盛の好サーブでサービスエース、PFUのサーブレシーブを乱しブレイクを取り3点差とリードするが、サーブで狙われていたPFUの大熊が2連続でサービスエースをとり、一気に詰め寄る。しかし中盤から終盤にかけて、守備からの切り返しを重ねラリーを制したA山形が再び一歩リードする。PFUも負けじと20点目以降、1点差まで詰め寄るが、最後はサーブアウトで25-23とA山形がまず1セット目を先取する。

 続く2セット目、序盤に第1セットも良いサーブを見せたPFUの大熊がサービスエースをとりブレイク、一歩リードする。A山形は判定へのチャレンジをするもことごとく失敗、流れを掴み切れない。中盤から終盤にかけてもPFUの勢いが止まらず、連続ポイントを許し大幅にリードを許す。最後は2連続のブロックポイントで15-25と大差をつけてPFUが第2セット目を取り返す。

 第3セット、A山形はSを石盛めるから赤星七星、OPをビチェンコに変えてルーキーの川釣奈津を起用。序盤PFUが先攻するが、3度目の正直でA山形がチャレンジ成功、またPFUのタッチネットで振り出しに戻す。しかしまたしてもPFU大熊の2本のサービスエース、ウィリアムズのパワフルなブロックアウトを中心にブレイクを得たPFUが一気に7点リードとなる。大量リードを取られたA山形はSとOPを元に戻し、ルーキーのMBインディグウェ・シンディ・千想夢をコートに入れる。このセット途中出場の前田美紅がサービスエースをとり、そこから連続ポイントを奪い、PFUの背中を掴みたいA山形だったが、最後はスパイクミスとなり17-25でPFUが勝利に王手をかける。

 勝負の第4セット、序盤は拮抗した展開に。しかしPFUがナッタニチャのツーアタックや勢いにのるウィリアムズのスパイクなどで前に出る。離されたくないA山形だが、ダブルコンタクトや奥を狙ったスパイクがアウトになる、またコンビが合わないなどのミスが重なり、中盤6点差をつけられる。その後もPFUは川添のスパイクや細沼のブロックで連続得点で点差を縮めさせない。後がないA山形はSを田村愛美に変更し、本日3人目のセッターを起用するが、それでもPFUの粘りの守備と攻撃を止められず、最後は拾ったボールがアウトになり16-25でPFUが勝利となった。

 ホームで勝利を飾りたかったA山形だったが、2セット目以降は自分たちのバレーをさせてもらえず、チーム内でのお見合いやコンビミスなども目立ち、開幕3連敗となってしまった。一方のPFUは、新加入の選手を含めコートに立った攻撃陣全員が活躍し、サーブ&ブロック、そしてラリーを制す粘り強い守備が勝利に繋がった。

 両者の第2節GAME2は明日19日(土)13:05から試合開始となる。

■試合結果

アランマーレ山形 1-3 PFUブルーキャッツかほく

第1セット 25-23
第2セット 15-25
第3セット 17-25
第4セット 16-25