19日に大同生命SV.LEAGUE MENの第2節GAME1が行われエントリオでウルフドッグス名古屋とジェイテクトSTINGS愛知が対戦した。
第1節で東京グレートベアーズ相手に2連勝を飾ったWD名古屋は、アウトサイドヒッター(OH)に高梨健太と山崎彰都、ミドルブロッカー(MB)に王東宸と傳田亮太、セッター(S)に深津英臣、オポジット(OP)にニミル・アブデルアジズ、リベロ(L)に市川健太をスタメンに起用した。
対するSTINGS愛知は、第1節でVC長野トライデンツに1勝1敗。この試合ではOHにトリー・デファルコと藤原直也、MBに髙橋健太郎と村山豪、Sに関田誠大、OPに宮浦健人、Lに小川智大をスタメンに起用した。
第1セットは、序盤から両チームともにOPを中心とした攻めで一進一退の攻防が続く。WD名古屋はニミル、STINGS愛知は宮浦がサーブ、スパイクともに高いパフォーマンスを見せて得点に貢献していく。しかし、セット中盤に入ると、ここまで好調だったSTINGS愛知の宮浦、OHのデファルコのスパイクが徐々にWD名古屋のブロックにかかり始める。逆にWD名古屋はOHの山崎、高梨が安定したレセプションとスパイクを見せ、リードを広げる。日本代表Sの関田がMBも含めた多彩な攻撃を見せ反撃を見せるも、終始WD名古屋が安定したプレーを見せ、最後はWD名古屋のキャプテン高梨がフェイントを決め、WD名古屋が25―17でこのセットを取り切った。
続く第2セット、STINGS愛知がMB髙橋の2連続ブロック、関田のサービスエースで華麗なスタートを切る。その後もSTINGS愛知がトータルディフェンスからのスパイクを決めるなどしてリードを広げる。中盤に入ると、WD名古屋の山崎が緩急をつけた見事なサービスエースを2本決めて点差を縮めていくが、STINGS愛知の髙橋がWD名古屋のエースであるニミルを効果的に抑えるなどして、STINGS愛知が勢いそのまま22―25でこのセットを取り切った。
第3セット、第2セット同様にSTINGS愛知の髙橋のブロックが走り、わずかにリードする。その後はSTINGS愛知がこれまであまり目立っていなかったOHの藤原を積極的に使うなど関田が多彩な攻撃を見せると、WD名古屋はニミルがワールドクラスの高さからスパイクを決め続け、一進一退の展開が続く。中盤以降、先に前に出たのはSTINGS愛知。Sの関田がクイックとパイプを効果的に使って、ブレイクを重ねていく。逆にWD名古屋はセンター攻撃をうまく使えず、16―20の場面ではSTINGS愛知のブロックに連続で捕まってしまう。WD名古屋も3枚替えなどで反撃を狙うが、流れを変えられず16―25でSTINGS愛知がセットを取った。
WD名古屋にとって後がない第4セット、両チームのセッターが多彩なトスワークを見せ、見応えのあるサイドアウトの応酬を見せる。WD名古屋はこれまで打数の多くなかったMBの傳田を要所で使い、エースのニミルへのブロックを分散させていく。中盤まで競った展開が続いたが、終盤にかけて宮浦、デファルコが立て続けに強烈なサーブを決めるなどしてSTINGS愛知がブレイク。WD名古屋はニミルにトスを集めるもうまく決まらず、最後は藤原のスパイクでこのセットを取り切りSTINGS愛知が勝利した。
第1セットはWD名古屋のOPニミルが圧倒的なスパイクを決め続けセットを取り切ったが、関田の華麗なトスワーク、髙橋の要所でのブロックなどもあり、STINGS愛知が逆転で勝利した。次次戦の第2節GAME2は、20日(日)の15時5分から同じくエントリオで行われる。
■試合結果
ウルフドッグス名古屋 1―3 ジェイテクトSTINGS愛知
第1セット 25―17
第2セット 22―25
第3セット 16―25
第4セット 19―25