大同生命SV.LEAGUE WOMENの第2節GAME1が19日に行われ、ひたちなか市総合運動公園総合体育館にてAstemoリヴァーレ茨城と岡山シーガルズが対戦した。

 Astemoのホームで行われる第2節は群馬グリーンウイングスとの第1節でアウェーながらも開幕2連勝を収めたAstemoとホームで行われた第1節のクインシーズ刈谷戦を1勝1敗で終えた岡山の対戦となった。

 Astemoはアウトサイドヒッター(OH)に上坂瑠子と女子アメリカ代表経験もあるマッケンジー・メイ、ミドルブロッカー(MB)にこちらも女子アメリカ代表経験のあるブリオンヌ・バトラーと佐藤黎香、セッター(S)に倉田朱里、オポジット(OP)のポジションにOHのオクム大庭冬美ハウィ、リベロ(L)に德本歩未香をスタメンに起用。今季入団した選手の多い布陣となった。

 対する岡山はOHに髙柳有里と金田修佳、MBに長瀨そらと田口絢佳、Sに濱田真友、OPのポジションにOHの小松原凜香、Lに城戸陽菜をスタメンに起用し、昨季と大きな変更のない選出となった。

 第1セットは互いに点を取り合う入りとなった。オクム大庭にサービスエースが飛び出したAstemoのリードで中盤に差し掛かると、AstemoはMBを積極的に使い、得点を重ねる。一時、岡山が点差を詰める場面もあったが佐藤のサービスエースやサイドのキレのあるスパイクで得点したAstemoが点差をつける。しかし岡山も食い下がり、終盤19ー19と同点に追いつく。その後は互いにブレイクを取り合う一進一退の展開となったが、最後は逆転で先にセットポイントを握られながらもサイドのスパイクと上坂のサービスエースで3連続ポイントを決めたAstemoが27ー25で第1セットを先取する。

 岡山がOHを金田から中本柚朱に変更してスタートした第2セットは女子バレーの特徴であるラリーが続く中、德本を中心にディフェンスで勝るAstemoが先行する入りとなった。中盤は上坂の決定率が上がり、存在感が増す中でも安定したレセプションから倉田がMBを積極的に使ったAstemoがリードを保つ。しかしこのセットも終盤20点目以降に岡山がサーブを起点に逆転に成功すると、Astemoが先にセットポイントを握りながらも2セット連続のデュースにもつれ込む。このセットも終盤に逆転を許したAstemoだったが、メイのブロックやバトラーのサービスエースで第2セットを取り切る。

 2セットを取られ、後がない岡山が大幅なメンバー変更を行い、始まった第3セットも序盤、点を取り合う拮抗した展開なった。このセットを何としてでも取りたい岡山はレセプションが返った時にはMBを交えた攻撃を組み立てるものの、スパイカー陣の決定率が上がらず、第1、2セットのような守備や粘りも出すことが出来ない。互いに流れを掴む1本が出ないまま一進一退の攻防で迎えた終盤、20点目以降にAstemoがスパイクを決め、リードすると途中変わって入った野中瑠衣にサービスエースが飛び出し第3セットも25ー21でAstemoが奪い、ストレートでホームのAstemoが勝利を収める。

 セットの序盤から中盤にかけてリードを保つものの終盤、岡山に逆転を許す場面が多かったAstemoだったが今季入団の外国人選手やキャプテンの上坂を中心とした高い攻撃力とサーブポイントの多さで勝り、ホーム開幕戦を勝利で飾る形となった。次戦の第2節GAME2は20日(日)に同じくひたちなか市総合運動公園総合体育館で行われる。

■試合結果

Astemoリヴァーレ茨城 3ー0 岡山シーガルズ

第1セット 27ー25
第2セット 29ー27
第3セット 25ー21