21日(水)、公益財団法人SVリーグの大河正明チェアマンがメディア向けの取材に応じ、10日(土)と11日(日)に行われたSVリーグ初のタイ公式戦について語った。
タイ公式戦はSVリーグ女子の開幕戦として開催され、SAGA久光スプリングスとアリーザ愛知が対戦した。大河チェアマンは、タイで発生した大雨による洪水の影響で、開催が危ぶまれる状況にあったと明かした。
その後、タイバレーボール協会やタイスポーツ庁などの協力を得て復旧が進み、試合は予定通り開催された。大河チェアマンは「タイバレーボール協会、在タイ日本国大使館、タイスポーツ庁、関連会社とリレーションが構築できたことが一番の収穫でした」と振り返った。
一方、来場者数は1日目が1900人、2日目が1700人程度にとどまり、集客面で課題が残った。大河チェアマンはその背景について「洪水の影響でプロモーションがストップしたり、お客さんにも被害を受けた方もいらっしゃった」とした上で、「かといって、それで1000人、2000人違うということでもないでしょうから、体制を構築し直す必要があると思います」と説明した。
今後は2027年1月に予定しているSVリーグ男子のタイでの公式戦に向けて改善を進めるほか、来シーズンの女子開幕戦でもタイでの開催に再挑戦する考えを示した。
「1月に男子の試合がありますので、そこに向けて3ヵ月で少し工夫をしていく。元々最低でも3年は続けて、タイに日本のバレーボールが公式戦としてやってくるという文化を作っていこうと考えていたので、少なくとも女子の開幕にもう一度タイでチャレンジしようと思っていますので、1年後に向けて対策を打ちたいです」
今後の開催に向けては、チケット価格や座席配置、販売方法の見直しに加え、現地の日系企業との連携強化などについて検討を進める方針だ。集客面では課題が残ったものの、大河チェアマンは「一歩目を踏み出したこと自体は非常に価値があることだと思います」と、タイで初めて公式戦を開催できた意義を語った。




