[写真]=坂口功将

 まさに大人顔負けだ。身長195.9㎝で最高到達点は335cmの堀江亜汰琉(ほりえ・あたる)と、こちらは身長194.9cmで最高到達点は333㎝の池田陽仁(いけだ・はると)。このスペックにして、2人とも中学3年生である。堀江は今年8月の「第56回全日本中学校選手権大会」(以下、全中)で名門・菟田野中学校(奈良)を日本一に導き、対する池田は同大会ベスト4も、小学生時代には山王バレーボールクラブ(京都)で「第43回全日本小学生大会」の優勝を経験している。普段から仲がいいという2人が今年10月に行われた「令和8年度全国中学選抜強化第一次合宿」に参加した。将来を有望視される“金の卵”による初の対談がここに実現!!

取材日:10月16日

[写真]=坂口功将

--普段は連絡もとる間柄ですか?

池田 まぁ、ぼちぼちと。バレーボール以外の話題もあれば、この時期だと進路の話などもしています。それ以外だと…お互いの好きな女性のタイプの話とか?

堀江 (笑)

池田 僕は男子校(清風中学校)なので。街中で「あ、この子かわいいな」と思うぐらいの日々を過ごしています(笑)

堀江 菟田野中学校は共学ですが、全体の生徒数も少ないですからね…。

--ちなみに芸能人だと好きなタイプは誰でしょう

池田 僕は浜辺美波さんが好きです。

堀江 僕は川口春奈さんです。

--振り返れば2人が初めて対戦したのが第43回全国小学生大会の決勝でした

池田 それまで対戦経験もまるでなくて。ですが、(堀江の)鳴東バレーボールクラブに「大きい選手がいるみたい」とは聞いていました。

堀江 そのときは「山王VBCが今年は強い」と聞いていました。僕自身、あのときは準決勝がフルセットにもつれこんで、そこでかなりメンタルがすり減っていたんです。燃え尽きた感覚があって…いざ決勝へは気持ちを上げることができていませんでした。

池田 あのときの決勝は戦っていて、当時の(堀江)亜汰琉も「パワー、一択」という印象でした。あの時点ではまだまだ止めらたんですけどね〜。

堀江 (池田)陽仁は真正面から、それもブロックの上から打ってきました。自分は何もできなかったので、ただただすごかったという印象を覚えていました。

--そこからお互いに近畿圏内の実力校へ進学します。交流が深まったのはいつからですか?

池田 僕がSNSで、亜汰琉のお兄さんの映像を見て気になったんです。それで「この選手はお兄さん?」とSNSのダイレクトメッセージを送ったのがきっかけです。

堀江 突然だったので「なんかきた!!」って(笑)

池田 ちょうど1年前ぐらいですね。当時は2年生。ですが僕はまだ試合に出ていなかったので、近畿ブロック大会で亜汰琉のプレー姿を見て「小学生の頃と全然違う!!」と驚きました。

堀江 僕自身は2年生になってからですね、レギュラーとして試合に出られるようになったのは。

--果たして今シーズンは近畿ブロック大会そして全中の準決勝でも対戦することになりました

池田 いちばん対戦したくない相手。やるなら全中の決勝がよかったです。

堀江 いちばんやりたくなかったです。(直前の近畿中学校総合体育大会では)勝っていましたが、次に戦ったら負けるかも…と思っていました。全中の準決勝では試合開始の1点目から陽仁がえげつない場所へスパイクをかちこんできました。

池田 一発目は思いきり打ち込みたかったんです(ドヤッ)

堀江 これは気合が入っているな、と。過去に対戦したときとは違うぞ、と感じたアタックでしたね。

池田 でも亜汰琉は試合を通して、すべてのプレーがすごかったです。第2セットに一度ブロックでシャットできたのですが、その次のアタックはコースを変えてきた。その方向も自分たちとしては比較的高さがあるブロックを敷いていたのですが、それでも決めてきたので。そこに打ってくるんだ…と。

堀江 あれは「コースを変えたら決まるかな」と思って打ったら決まった、という具合です。

池田 もう一回対戦したら…勝てます。

堀江 負けますね…。いや、もう引退したので(笑)。これからもう一回、となれば気持ちの面でも難しいかもしれません。

--純粋に、お互いの高さやパワー、技術…どれが嫌なものですか?

2人 高さ(笑)

堀江 チャンスボールにしようものなら、自分よりも高い打点から打ってきますからね。それで絶対に決められるので。

--反対に、「ここだけは負けていない」という部分は?

池田 気合い!! 気合いは負けていません。

堀江 僕は(試合での)打数の多さです。

池田 (笑) ほんとうにすごい打数だったもんね。対戦していて、えぐいなと思った。

堀江 コンビバレーにも憧れはあるんです。でも今年の菟田野中学校はエースバレーだったので。今回、こうして合宿を経験して周りの選手たちのレベルはもちろん、ブロックやアタックの高さも普段とはまるで違いました。

池田 初めて一緒に練習するメンバーもいるので、その点では難しさもありましたね。

--次に対戦する機会があるとすれば年末の「J:COM CUP 第40回全国都道府県対抗中学バレーボール大会」でしょうか

堀江 戦いたくないなぁ。

池田 (堀江の)奈良県選抜、強いでしょ?

堀江 いやぁ、(池田の)大阪南選抜もメンバーがそろっていますからね。

[写真]=坂口功将

--見ている側としては対戦が実現することを願っています(笑)。一方で、この全国中学選抜のメンバー入りができれば、チームメートになるわけです。そのときはお互いにどんな活躍をしてほしいと?

堀江 陽仁が決めてくれますからね。

池田 逆、逆!!(笑)。トスを上げていたら決まる、それが堀江亜汰琉ですから。

堀江 むしろ全部、託します。

--ならば…優勝まであと1点、チャンピオンシップポイントは決めたい?決めてほしい?どちらでしょう

池田 そこは自分が決めたいです。もう気持ちで打ちにいきます。“いいところ”だけもらおうかなと。

堀江 いや!! 僕が決めたいです。

--2人ともエースのハートを宿しているということで。では最後に将来の夢を聞かせください

堀江 日本代表になってメダルを獲ることです。

池田 日の丸を背負って世界で戦える選手になることです。

--ありがとうございました!!

[写真]=坂口功将

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坂口功将

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