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 大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)第3週のGAME1が行われ、いずみ総合公園町民体育館にて群馬グリーンウイングスと埼玉上尾メディックスが対戦した。

 前週は試合のなかったチーム同士の対戦となったこの試合。Astemoリヴァーレ茨城との第1節を2敗で終えた群馬とNECレッドロケッツ川崎との第1節を1勝1敗で終えた埼玉上尾の対戦となった。

 群馬はアウトサイドヒッター(OH)に髙相みな実とポーランド出身のリエフスカ・ナターリア、ミドルブロッカー(MB)にタイ出身のウィモンラット・タナパンと、セッター(S)に角谷未波、オポジット(OP)にポーランド出身のマルティニューク・アリョーナ、リベロ(L)に栗栖留生をスタメンに起用し、外国籍選手を揃えた布陣となった。

 対する埼玉上尾はOHに目黒安希とキャプテンの佐藤優花、MBに濱松明日香と山中宏予、Sに鎌田咲希、OPのポジションにOHの仁井田桃子、Lに岩澤実育をスタメンに起用した。

 第1セットの序盤はレセプションや繋ぎが安定しない群馬に対し、両サイドを中心に得点を重ねる埼玉上尾がリードする展開となった。埼玉上尾の2点リードで入った中盤は群馬に連携ミスやアウトオブポジションの反則による失点などが増え、埼玉上尾が大幅にリードを広げる。点差が縮まらないまま入った終盤、タナパンのサービスエースなどで点差を詰めるも、最後は濱松のブロードで埼玉上尾が第1セットを先取する。

 第2セットは群馬の守備に粘りが出始め、長いラリーが続く拮抗した入りとなったが中盤に入ると埼玉上尾が高いディフェンス力で群馬の攻撃に対応し、リードを奪う。先行した埼玉上尾はエースも含め目黒のサーブを起点としてリードを大幅に広げる。10点以上の点差を広げられた群馬は焦りからか、第1セットにも見られた連携ミスや反則による失点が増え始める。選手交代で流れを変えようと試みるも、勢い止まらず埼玉上尾が第2セットも奪う。

 2セットを奪われ、後がない群馬が選手を変更し始まった第3セットはこのセット変わって入ったOHの藤井寧々のブロックポイントなどで群馬が序盤一時リードを奪う。しかし埼玉上尾がここまでのセットを奪った力を見せつけ、中盤に逆転し点差を広げ始める。このセットも好調を崩さない目黒を中心に得点する埼玉上尾は終盤も選手交代を駆使しながら流れを渡さず、最後は途中交代で入ったMB仁井田桃子のブロックアウトで埼玉上尾が第3セットも取り切り、ストレートで埼玉上尾が勝利を収めた。

 レセプションや繋ぎが安定せず、得点源となるマルティニュークの打数と決定率を上げられなかった群馬に対し、好調の目黒を中心に、誰が出ても攻守にわたり力を見せた埼玉上尾に軍配が上がったGAME1となった。次戦のGAME2は27日(日)に同じく群馬のホームで行われる。

 

■試合結果

群馬グリーンウイングス 0ー3 埼玉上尾メディックス

第1セット 22ー25
第2セット 11ー25
第3セット 17ー25