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 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第3節GAME2が27日に行われ、島根県立浜山体育館にて広島サンダーズと東京グレートベアーズが対戦した。 

 26日に同会場で行われた第3節GAME1では、東京GBが広島THにフルセットで勝利し、ホームの広島THにとっては悔しい敗戦となった。広島サンダーズはここまで2勝3敗と負け越しており、ホームの歓声を背に何とか勝利したいところ。東京GBは開幕2連敗を喫したものの、そこから3連勝中。勢いそのままに連勝を伸ばしたいところだ。

 広島THはアウトサイドヒッター(OH)にキューバ出身のオレオル・カメホと新井雄大、ミドルブロッカー(MB)に三輪大将と西知恕、セッター(S)に前田一誠、オポジット(OP)にブラジル出身のフェリペ・モレイラ・ロケ、リベロ(L)に唐川大志をスタメンに起用した。

 対する東京GBはOHにポルトガル代表のアレックス・フェレイラと後藤陸翔、MBに大竹壱青と伊藤吏玖、Sに今橋祐希、OPにポーランド人のマチェイ・ムザイ、Lに古賀太一郎をスタメンに起用した。

 第1セット、序盤から両チームの攻撃が冴え、一進一退の攻防が続く。広島THはOHのカメホ、OPのロケを中心に安定的に得点を重ねていく。対する東京GBはSの今橋がOPのムザイを中心に多彩な攻撃を仕掛けてサイドアウトを続けていく。互角の戦いが続く中、22ー22の場面で東京GBのムザイ、OHのフェレイラが連続で決めてブレイク。最後はカメホのサーブがアウトになり、23ー25で東京GBがこのセットを取った。

 続く第2セット、東京GBが第1セットの勢いそのままにサーブで攻め続け流れをつかむ。中でも、去年韓国リーグで経験を積んだMBの大竹が2連続でブロックを決めるなど存在感を放つ。広島THは第1セット好調だったカメホ、ロケのスパイクが1本で決まらない場面が目立ち始め、なかなか流れをつかめない。中盤以降、東京GBがリードを広げ、17ー25でこのセットも連取した。

 第3セット、後がない広島THはSを前田に代えて金子聖輝をスタートから起用。これまでうまく使えていなかったMBをうまく使い、流れを変える。しかし東京GBもスパイカー陣が好調を維持し続け、両チームともにサイドアウトの応酬が続く。そんな中、21ー21の同点の場面で東京GBのOPムザイを広島THのカメホが圧巻の1枚ブロックを決め一気に流れをつかむ。そこから見事に得点を重ね、最後もOPのロケが豪快にブロックアウトを決めて、25ー22でセットを取り返した。

 第4セット、広島THは第3セットから変わって入った金子がMBとパイプ攻撃を駆使して多彩な攻撃を展開する。東京GBはブロックで相手の攻撃をなかなか絞り込めず、ブレイクを許す展開が続く。中盤以降も新井のサーブが走るなど、完全に広島THが流れをつかむ。しかし、東京GBの大竹が効果的なサーブで点差を縮めるとムザイが豪快に決め続け23ー22まで一気に追いつく。そこからデュースにもつれ込むと、最後はMB大竹の強烈なサーブから広島THのOP、ロケを三枚でブロックして第4セットを奪い、1ー3で勝利を収めた。

 ホームでの試合でなんとしても勝利したかった広島THだったが、第3節は悔しい2連敗となった。逆に東京GBは全スパイカーがサーブ、スパイクに好調を維持して見事に勝利し、4連勝を飾った。

■試合結果

広島サンダーズ 1ー3 東京グレートベアーズ

第1セット 23ー25
第2セット 17ー25
第3セット 25ー22
第4セット 27ー29