[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 27日に行われたセリエA女子第4節のローマ戦で、シーズン初のMVPを獲得したノヴァーラ所属の石川真佑。サービスエース3本を含む17得点の大活躍でチームの勝利に導いた。

 ストレートでの勝利とはなったが、1セット目、2セット目の序盤から中盤は相手のサーブに圧力をかけられ思うような攻撃ができず、リードされる場面があった。そんな劣勢の苦しい場面で、チームを鼓舞するかのように多彩な攻撃でたたみかけ、緩急あるサーブで相手を崩し、逆転勝利に導くきっかけを作ったシーンが印象的だった。また、スパイクミスを2に留めるなど、大事な場面で決め切るエースとしての役割を果たしていた。

 石川は勝利後に自身のXでコメント。「昨日の試合は、ストレートで勝つことが出来て良かったです。個人としても、良いパフォーマンスが出せたと思うので、しっかりと継続できるようにしていきたいです。チームとしては、前半の入りがあまり良くないと思うので、これから修正できれば良いかなと思います」と今回良いパフォーマンスができたことへの安堵を示し、チームとしては試合の前半部分の修正ができるようにと反省も忘れなかった。

 またチームの公式インスタグラムでも、『Volleyball World Italia』で取り上げられた石川の投稿をピックアップ。「17得点、サーブレシーブ成功率47%!身長はわずか174センチだが、テクニカルな女の子」と、ローマ戦でMVPに輝いた石川を称えている。

 開幕からほとんどの試合にフル出場している石川。これからも攻撃、守備、そしてサーブでエースとしてさらなる成長を遂げ、活躍を見せてくれることだろう。