[写真]=Volleyball World

 31日にセリエA女子第5節が行われ、石川真佑が所属するノヴァーラがホームのパラ・イゴールでクーネオと対戦した。

 ここまで3勝1敗と好スタートを切っているノヴァーラ。27日に行われた第4節のローマ戦で17得点をあげチームのMVPにも選ばれた石川はクーネオ戦でも先発起用となった。

 その石川は第1セット開始早々サービスエース2本を決め、チームに勢いをもたらす。ノヴァ―ラのリードで入った中盤は石川がレセプションに苦しみ、同点に追いつかれる場面もあったが、石川は難しい2段トスを決め切るなどオフェンスで活躍を見せ、第1セットをノヴァ―ラが先取する。

 続く第2セットはサーブで相手を苦しめたノヴァ―ラが大幅リードする入りとなった。石川はスパイクの打数こそ第1セットと比べて少なくなったものの、第1セットから修正したレセプションやサーブでチームに貢献し、25ー12と大差で第2セットもノヴァ―ラが取る。

 第3セットは2セットを奪われ後がないクーネオが先行する形となった。石川もロールショットや相手のブロックに吸い込ませるテクニカルな攻撃で得点するが、ブロックを含めディフェンスに粘りの出てきたクーネオに最後まで苦しみ、第3セットはクーネオが奪う。

 第4セットはサーブを起点にスパイクやブロックで得点したノヴァ―ラが点差をつけリードする入りとなった。クーネオにミスが増え始め、さらに点差を広げ始めるとノヴァ―ラが完全に流れを掴む。石川もブロックポイントやパイプ攻撃を決めてチームに貢献し、勢いそのまま第4セットをノヴァ―ラが取り返し、3ー1で勝利を収めた。

 この試合フル出場を果たした石川はサービスエース2本やブロック1本を含むチーム最多の15得点を獲得。途中、相手のサーブに苦しむ場面もあったが相手にリードを許す場面でトスを託され、スパイクを決め切るなどオフェンス面でチームの勝利に貢献した。

 ノヴァーラは次戦、セリエA女子第6節でフィレンツェと11月4日(月)0時に対戦する。

■試合結果

ノヴァーラ 3ー1 クーネオ

第1セット 25―22
第2セット 25―12
第3セット 19―25
第4セット 25―11