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 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第4節GAME2が3日(日)に行われ、エフピコアリーナふくやまにて広島サンダーズとヴォレアス北海道が対戦した。

 2週連続のホーム開催となる広島TH、2日に行われたGAME1では3―0で広島THが勝利。ヴォレアスは27日に今季1勝目を上げるのみに留まっている。地元のファンへ勝ち星を届けたい広島THと、勝利数を増やしたいヴォレアスの第2戦目。

 広島THはアウトサイドヒッター(OH)にキューバ出身のオレオル・カメホ ドルーシーと新井雄大、ミドルブロッカー(MB)に三輪大将と安永拓弥、セッター(S)に金子聖輝、オポジット(OP)にブラジル出身のフェリペ・モレイラ ロケ、リベロ(L)に唐川大志をスタメンに起用。

 ヴォレアスはOHに池田幸太と鍬田憲伸、MBにティモ・タンメマーと三好佳介、Sに山岸隼、OPに張育陞、Lに外崎航平をスタメンに起用した。

 第1セットは探り合いの拮抗した展開でスタート。両チーム各ポジションからの攻撃を印象付けていく。広島THの金子がダイレクトでボールを叩き込むめばヴォレアスの山岸もツーを決める。新井の強烈なクロスや、ロケのサービスエースが決まり18―14と点差を広げ、カメホのブロック、スパイクで突き放し、最後はヴォレアスのバックアタックをシャットした広島THが25―18で第1セットを取った。

 第2セット序盤、ヴォレアスのL外崎が大きく逸れたボールを繋ぎに走り攻撃につなげ、その後も粘り強くボールをつなぎ10―15と、ヴォレアスが主導権を握りリード。流れを変えたい広島THはS前田、L高木啓士郎を投入するもティモのクイックで14―20と離される。広島THは思うように攻撃が決まらない。池田がディフェンスの隙間にバックアタックを決めセットポイント、鍬田がロケのスパイクをシャットしこのセットはヴォレアスが取り返した。

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 第3セット、広島THは新井に代わって坂下純也が入ってのスタート。サーブミスが両チーム目立つ序盤。ブレイクにつなげられず9―9と一進一退の展開が続く。ヴォレアス外崎がロケの強烈なスパイクを上げる場面も見られたが、広島THが三輪の速攻で得点、ロケのサービスエース、カメホの連続得点により18―18と追いつくと、張のスパイクをシャットし広島THがリードする。3枚ブロックを駆使し食らいつくヴォレアスだが、最後はロケがスパイクを叩き込み25―23で広島THがこのセットを掴んだ。

 第4セットは序盤から広島THが攻撃を重ねリードする。ヴォレアスはSに本澤凌斗、OPの張に代わり古賀健太の投入でスタート。古賀の得点や、この試合好調の池田のサービスエースもあり追い上げたいヴォレアスだが、10―7と広島THのリードが続き、ここでも三好がツーで得点する。カメホがバックアタックを叩き込み13―9。疲れを見せないロケのスパイクが冴え点差を広げるが、ヴォレアスも果敢に攻撃し食らいつく。終盤、広島THの三輪がセンターから決め24―20、カメホのスパイクはヴォレアスのブロックを大きく弾くと25―20で4セット目を取り、セットカウント3―1で広島THの勝利となった。

 広島THはロケを中心に攻撃を重ね、高い壁でヴォレアスに立ちはだかり勝利へとつなげた。広島THは次戦、ANCアリーナでVC長野とアウェー戦となり、ヴォレアス北海道はホームであるリクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館で現在首位を走る大阪ブルテオンと対戦する。

■試合結果

 広島サンダーズ 3ー1 ヴォレアス北海道

 第1セット 25ー18

 第2セット 18ー25

 第3セット 25ー23

 第4セット 25ー20