セリエA第7節が日本時間10日に行われ、大塚達宣が所属するミラノはグロッタッツォリーナと対戦し、3ー1(25ー18、25ー20、25ー27、25ー19)で勝利し、今季4勝目をあげた。
ここまで3勝4敗と負け越しているミラノ。前節のピアチェンツァ戦ではこれまでとは異なりスパイカー登録でゲームを迎えたものの、途中交代で後衛での出場にとどまった大塚は、今節でもスターティングメンバーから外れてのゲームスタートとなった。
第1セット、チームは序盤から優位な展開で試合を進める形となる。12ー9の場面ではミドルブロッカーのマッテオ・ピアノのブロックが決まり4点差と相手を突き放す。さらに中盤16ー11の場面ではアウトサイドヒッター(OH)のヤシン・ルアティの華麗なフェイントが決まり6点差とすると、ミラノはその後もグロッタッツォリーナを寄せ付けず第1セットを先取した。
第2セット、相手のサーブミスもあり7ー4と序盤から点差をつけるミラノは、そのリードを保ったまま中盤へと入る。グロッタッツォリーナのOHゲオルギ・タトロフの活躍もありチームは一時3点差まで迫られる場面もあったものの、終始安定した戦いを見せ25ー20で第2セットも連取する。
続く第3セットは、序盤から点を取りあう展開が続く。ミラノは10ー9の場面から怒涛の4連続得点で相手を突き放すも、あとがないグロッタッツォリーナも攻撃の手を緩めない。徐々に点差を詰め、1点差で20点以降の戦いに入った両者だったが、22ー24と先にセットポイントを握ったグロッタッツォリーナが、デュースの展開も勢いそのまま取り切り第3セットを奪い返した。
第4セットは、グロッタッツォリーナの3連続ポイントからゲームがスタートする。そのまま勢いに乗るかと思われたが、相手に流れをつかませないミラノは中盤で最大6点のリードを奪いゲームを進める。大塚は終盤、20ー15の場面で交代して入ると、ミスにはなったもののサーブを放った。その後もコートに立ち続けた大塚は後衛ではAパスのレセプションを、前衛に回った23ー19の場面では冷静にフェイントで得点する姿を見せた。最後はミドルブロッカーのジョーダン・シュニッツァーのサービスエースでこの試合を締めくくった。
リベロ登録での出場からスパイカー登録へと変更されたのち、今節では念願のイタリアリーグ初得点をあげる結果に。先の長いリーグ戦、今後もチームに貢献しコートで活躍する姿に期待したい。
次戦、ミラノは18日(月)1:00にパドヴァと対戦する。
■試合結果
ミラノ 3ー1 グロッタッツォリーナ
第1セット 25ー18
第2セット 25ー20
第3セット 25ー27
第4セット 25ー19