大同生命SV.LEAGUE MENの第5節GAME2が10日(日)に行われ、香陵アリーナにて東レアローズ静岡とサントリーサンバーズ大阪が対戦した。
ホームの東レ静岡が第1セットを奪い、第2セットは30点に及ぶ熱戦となるも結果は3ー1でサントリーの勝利となったGAME1から一夜。ここまで2勝7敗と結果振るわずホーム戦での1勝に挑む東レ静岡と、昨季のチャンピオンながらもここまで3敗を喫し、アウェー戦での2連勝を狙うサントリーのGAME2が行われた。
東レ静岡はアウトサイドヒッター(OH)に山田大貴とイタリア出身のフランチェスコ・レチネ、ミドルブロッカー(MB)に難波尭弘と西本圭吾、セッター(S)に新貴裕、オポジット(OP)に重藤トビアス赳、リベロ(L)に山口拓海をスタメンに起用。9日のGAME1と同様の布陣で挑んだ。ここまでチームの得点源として活躍を見せていたブラジル代表のアラン・ソウザは9日のGAME1同様にベンチアウトとなっている。
対するサントリーはOHにデ・アルマス・アラインとポーランド代表のアレクサンデル・シリフカ、MBに小野寺太志と鬼木錬、Sに大宅真樹、OPにドミトリー・ムセルスキー、Lに藤中颯志をスタメンに起用。こちらもGAME1と同様の選出となった。前節の東京グレートベアーズ戦から左足首の違和感でベンチアウトしている髙橋藍は第5節も登録メンバー外となっている。
第1セットは序盤からサーブとブロックが光ったサントリーが大きく先行する形となった。その後もサントリーのディフェンスに苦しめられる東レ静岡はレチネを小澤宙輝へ変更し、逆転を図るがここもやはりサントリーのサーブやブロックが東レ静岡を襲い、点差を広げられる。焦りからか東レ静岡にミスも増え、好ディフェンスから長いラリーを制す場面もあったが流れをものに出来ず、第1セットは終始流れを握っていたサントリーが危なげなく先取する。
東レ静岡がスタートからOHに小澤を起用した第2セットは東レ静岡のレセプションが安定し始め、拮抗した入りとなった。中盤、山口を中心としたディフェンスから山田がスパイクを決めた東レ静岡がリードを奪い、重藤のサービスエースで流れを引き寄せるも、すかさずサントリーもディフェンスを起点とし同点に追いつく。流れが掴めそうな場面でスパイクミスやコンビミスが発生し、得点に繋げられなかった東レ静岡はサントリーにスキをつかれ、多彩な攻撃で一気に追い上げを見せたサントリーが第2セットも奪う。
東レ静岡が難波を李博に変更し始まった第3セットは序盤サーブで東レ静岡を崩すサントリーがリードを奪う。中盤に差し掛かる場面、小澤のサーブを起点にここまで好調の山田が連続でスパイクを決め、逆転に成功した東レ静岡だったがサントリーがリードを許さず、重藤を連続でブロックし、同点に追いつく。ここまで好調のムセルスキーのサーブで大きくリードしたサントリーはMBを積極的に使い、得点を重ねる。サントリーのサーブが走り出した終盤、シリフカもサービスエースを決め、マッチポイントを奪うと、最後はブロックポイントを決めたサントリーが第3セットも取り切り、ストレート勝利を収めた。
第1セットから終始サーブで東レ静岡を圧倒し、トータルディフェンスから多彩な攻撃で得点を重ねたサントリーがアウェー戦を2連勝で飾る結果となった。東レ静岡の次戦は11月16日(土)に紫波町総合体育館にてウルフドッグス名古屋とのホーム戦、サントリーの次戦は11月16日(土)にIHIアリーナ呉にて広島サンダーズとのアウェー戦となっている。
■試合結果
東レアローズ静岡 0ー3 サントリーサンバーズ大阪
第1セット 19―25
第2セット 20―25
第3セット 18―25