[写真]=Lega Pallavolo

 17日から18日にかけて、セリエA男子の第8節が行われた。

 今シーズンのセリエA男子には、日本代表で活躍するペルージャのアウトサイドヒッター(OH)石川祐希、ミラノのOH大塚達宣に加え、大阪ブルテオンからチステルナにレンタル中のOH垂水優芽が在籍している。

 ここまで開幕7連勝のペルージャは、17日に7連敗中のグロッタツォリーナと対戦。石川はこの試合で第2節以来、6試合ぶりの先発フル出場を果たすと攻守にわたり活躍を見せ、チーム最多の18得点を獲得。第2節のパドヴァ戦、第6節のルーベ戦に続く今季3度目のMVPに輝いた。ペルージャはストレート勝利を収め、今季無敗の8連勝目を飾った。

 一方、18日にパドヴァとのアウェー戦を行ったミラノの大塚はベンチスタート。第1セットを相手に一度もリードされることなくミラノが先取すると、続く第2セットは終盤、相手に点差を詰められるも逆転を許さずセットを取り切る。第3セットは一進一退の攻防が続く中、先にセットポイントを握られるもデュースに持ち込み、最後はサービスエースでミラノがストレート勝利を決めた。大塚は各セット20点以降に出場するも、得点機会はなく第8節を終えた。ミラノは8戦を終え、4勝4敗としている。

 また、第7節を終え、2勝5敗のターラントと17日に対戦したチステルナの垂水もベンチスタート。第1セットは中盤から相手を突き放したチステルナが大差で先取する。終始拮抗した展開となり、デュースにまでもつれ込んだ第2セットをチステルナが取り切ると、迎えた第3セットは序盤からリードを奪ったチステルナが最後までリードを保ち、ストレートでチステルナが白星を飾る。試合を通して垂水の出場はなかったがチームは3勝目を挙げ、9試合を終えた時点で3勝6敗となっている。

 次回の第9節では、25日(月)2:00から石川所属のペルージャと大塚所属のミラノが激突。ミラノは石川の古巣ということもあり、注目が高まる。チステルナも25日(月)2:00から、ここまで8連敗中のグロッタツォリーナと対戦する。なお、この第9節の前に、欧州男子チャンピオンズリーグの第2戦目として、ペルージャは20日(水)4:00からフランスのサンナゼールと、ミラノは21日(木)2:00よりオーストリアのチロル・インスブルックとの試合が控えている。

■試合結果

・石川祐希(ペルージャ)
vsグロッタツォリーナ(〇3-0)
先発フル出場し18得点

・大塚達宣(ミラノ)
vsパドヴァ(〇3-0)
途中出場も無得点

・垂水優芽(チステルナ)
vsターラント(〇3-0)
出場なし