20日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する欧州チャンピオンズリーグ(CL)のリーグラウンド第2節が行われ、石川祐希が所属するペルージャがフランスのサンナゼールと対戦した。
ペルージャは1戦目にチェコのチェスケー・ブジェヨヴィツェと対戦、石川はすべてのセットでコートに立ち、大事な初戦をストレートで勝利。一方のサンナゼールは1戦目にトルコのハルクバングと対戦し、15点マッチの最終セットで26-24までもつれ込む激戦のフルセットを制し、初戦白星としていた。
そんな初戦白星を挙げたチーム同士の対戦となった2戦目、石川はベンチスタートとなった。序盤は一進一退の攻防で点差がつかずに進むが、中盤にセッターのシモーネ・ジャネッリのブロックポイントを皮切りに、アウトサイドヒッターのカミル・セメニウクのサーブで相手のレセプションを乱し、ネットを越えたボールを再びジャネッリがダイレクトで叩き込むなどして4連続ポイントを獲得。その後も要所で連続ポイントを奪ったペルージャが25-17で1セット目を先取した。
2セット目は序盤から中盤にかけて、ペルージャがリードを保っていたが、相手の強いサーブに乱され4連続ポイントを許し、18-18の同点に追いつかれる。しかし、そこで相手に流れを渡さない強豪ペルージャ。ジャネッリの効果的なサーブからのブロックポイント、そしてサービスエースで再び流れを取り戻し、25-20でセットを連取する。そして3セット目も序盤からペルージャが要所で連続ポイントを奪う中、最大6連続ポイントを奪い、相手を全く寄せ付けない。終始優位に立ったペルージャが25-13の大差でセットを取り、ストレート勝利で開幕2連勝とした。
今試合の3日前に行われたセリエAのリーグ戦にフル出場していた石川は今回出場機会がなかったが、チームは2連勝を収め、現時点でグループDの首位となっている。
次回、ペルージャはセリエAのリーグ戦にて25日(月)2:00より大塚達宣所属のミラノと、12月2日(月)0:00にモンツァとの試合が控えており、CLの次戦は12月5日(木)0:00にトルコのハルクバングとの対戦となっている。
■試合結果
ペルージャ 3ー0 サンナゼール
第1セット 25ー17
第2セット 25ー20
第3セット 25ー13