[写真]=CEV

 4日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する欧州チャンピオンズリーグ(CL)のリーグラウンド第3節が行われ、大塚達宣が所属するミラノがポーランドの強豪ザビエルチェと対戦した。

 第1節ではスタメン起用で活躍、2節では出場のなかった大塚だが、チームは2連勝。第3節の対戦相手であるザビエルチェもこれまで黒星なし、2連勝同士の直接対決となった。

 その注目の試合で大塚はベンチスタート。1セット目、取っては取り返される拮抗した展開になる中、大塚は途中出場でコートに入るが得点には絡めず。しかしミラノは終盤の連続ポイントで一歩前に出ると、最後は一気に5連続ポイントでセットポイントを取り切る。

 2セット目は序盤から連続ポイントを重ねたザビエルチェが大幅にリードする展開に。リードされたミラノは中盤、大塚がマテイ・カジースキに代わってコートイン。大塚はスパイクで1得点を挙げるが、チームは追い上げを見せることができず、2セット目を取り返される。そして3セット目、20点以降一進一退の攻防でデュースにもつれるが最後はミラノのスパイクミスとなりザビエルチェが連取する。

 後がないミラノ、4セット目はミラノが要所で連続ポイントを重ねリードする。大塚は途中出場で、主にレセプションを安定させチームの守備に貢献する。最後までリードを守り切ったミラノがこのセットをとり、勝負はフルセットへ。最終5セット目はブレイクを上手く取り続けたザビエルチェがリードを保ち、ミラノは最後までその差を詰めることができず12-15で敗戦、3連勝とはならなかった。

 大塚は今試合、1、2、4セット目で途中出場、得点は1得点に留まったがレセプションでの安定感を見せた。チームは第3節を終え、2勝1敗でグループCの2位につけている。

 次戦の欧州CLでは、2節でアウェーで戦い勝利したオーストリアのチロル・インスブルックと19日(木)3:30からミラノのホームでの対戦となる。その前にセリエAリーグで9日(月)3:00にモデナと、16日(月)0:00からターラントとの試合が控えている。

■試合結果

ミラノ 2-3 ザビエルチェ

第1セット 25-17
第2セット 20-25
第3セット 24-26
第4セット 25-19
第5セット 12-15