[写真]=CEV

 21日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する欧州チャンピオンズリーグ(CL)のリーグラウンド第2節が行われ、大塚達宣が所属するミラノがオーストリアのチロル・インスブルックと対戦した。

 ミラノは1戦目にベルギーのルーセラーレと対戦。大塚は今季初めてスタメンに起用されると、すべてのセットでスタートから出場し、試合を通して12点をあげるなど攻守にわたり活躍を見せた。ミラノは2セットダウンから逆転勝利を収め、白星発進となった。一方のチロル・インスブルックは初戦にポーランドの強豪ザビエルチェと対戦し、ストレート負けを喫していた。

 チロル・インスブルックのホームで行われた2戦目、大塚はベンチスタートとなった。フェレ・レガースのサーブを皮切りに序盤に大きくリードを奪ったミラノは、その後も流れを相手に渡すことなく得点を重ね、第1セットを危なげなく先取した。

 第2セットは序盤、ブレイクに成功したミラノが先行したものの、その後は終始拮抗した展開となった。同点には追いつかれるも、最後まで逆転を許さなかったミラノが第2セットを取り切る。第3セットも一進一退の攻防で試合が進むと終盤に差し掛かった場面、相手のサーブポイントでリードを奪われたミラノは流れを変えることが出来ず、セットを取り返される。

 第4セット、ミラノはブロックやサーブポイントで序盤に先行すると、中盤には相手にダブルスコアをつけるまで点差を広げる。終盤、ホームの意地か相手が連続得点で猛追するも大きくなった点差は縮まらず、ミラノが第4セットを取り、3ー1で勝利。開幕2連勝とした。

 今試合の3日前に行われたセリエAのリーグ戦ではセット終盤にのみ出場し、得点機会のなかった大塚は今試合での出場機会はなかったが、チームは2連勝を収め、現時点でグループCの首位となっている。

 次回、ミラノはセリエAのリーグ戦にて25日(月)2:00より石川祐希所属のペルージャとの試合が控えており、CLの次戦は12月4日(水)4:30にポーランドのザビエルチェとの対戦となっている。

■試合結果

 ミラノ 3ー1 チロル・インスブルック

第1セット 25ー18
第2セット 25ー23
第3セット 21ー25
第4セット 25―20