大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第7週GAME1が23日(土)に行われ、あづま総合体育館にてデンソーエアリービーズとSAGA久光スプリングスが対戦した。
第7週をホームで迎えるデンソーは第5週GAME2まで、9連勝で単独首位に立っていたが、GAME2でヴィクトリーナ姫路にフルセットの末惜しくも敗れ連勝をストップした。続く第6週のAstemoリヴァーレ茨城との対戦では2連敗を喫しており、今回のホーム戦で何とか連敗を脱したいところだ。対するSAGA久光は第6週の岡山シーガルズ戦に見事ストレートで2連勝を飾っており、現在勢いに乗っている。
デンソーはアウトサイドヒッター(OH)に石倉沙姫と山下晴奈、ミドルブロッカー(MB)に横山真奈と麻野七奈未、セッター(S)に山口結可、オポジット(OP)にブラジル代表のロザマリア・モンチベレル、リベロ(L)に川畑遥奈をスタメンに起用。
対するSAGA久光はOHに深澤めぐみと北窓絢音、MBに平山詩嫣とパリ五輪日本代表の荒木彩花、Sに栄絵里香、OPにステファニー・サムディ、Lに西村弥菜美をスタメンに起用した。
第1セット、SAGA久光のS栄がOPのサムディ、OH深澤にトスを集め一気に流れをつかむ。デンソーはOHの石倉がサーブで狙われてレセプションを崩され、OPのロザマリアのみにトスが集まってしまい苦しい展開が続く。流れを変えたいデンソーは11ー14の場面で、昨シーズン韓国リーグでプレーしていた東谷玲衣奈を二枚替えで投入。しかしSAGA久光のサーブにうまく対応できず、流れそのまま19ー25でSAGA久光がセットを先取した。
続く第2セットは、デンソーのMB麻野、ロザマリアを中心としたブロックが冴えOPのサムディを効果的に抑えたことで、デンソーが流れに乗る。デンソーは代わって入ったOP東谷が好調を維持し得点を重ねていくが、逆にSAGA久光はOPサムディへのマークが厚くサイドアウトが取れずに相手にブレイクを許してしまう。SAGA久光もセット終盤からOHの深澤にトスを集めると決めきり続け、23ー23まで追いつくが、デンソーもOPロザマリアにトスを集め、25ー23でなんとかこのセットを取り返した。
第3セット、デンソーのレセプションが安定しはじめOPのロザマリアが高さあふれるスパイクが決まり続けたことで、序盤から主導権を握る。SAGA久光はデンソーのロザマリア、MBの麻野らの効果的なサーブにうまく対応できず、相手に攻め込まれてしまう。最後はここまで好調だったSAGA久光のMB荒木のクイックをデンソーのMB横山が1枚でブロックし、25ー17でデンソーがセットを連取した。
勝負の第4セット、序盤から両チーム一歩も譲らない一進一退の攻防が続く。デンソーはMB陣が活躍を見せて相手のスパイクを簡単には通さないが、SAGA久光のサムディも徐々に相手のブロックに対応し始め多彩なコース打ちなどで得点していく。対するデンソーもOPロザマリアも高さあふれるスパイクを打ち続けチームのサイドアウトに貢献していく。18ー18まで拮抗した展開が続いたが、デンソーのOH石倉が攻めたサーブを打ち続けたことでデンソーがブレイク。最後はSAGA久光の深澤がブロックにつかまり25―20でデンソーがこのセットを取り切り、セットカウント3―1で勝利した。
相手のエース、サムディを効果的に抑えて見事勝利を飾ったデンソーエアリービーズ。SAGA久光は相手サーブに終始苦しめられ敗戦を喫した。24日(日)も同会場でデンソー対SAGA久光のGAME2が13時5分から行われる。
■試合結果
デンソーエアリービーズ 3ー1 SAGA久光スプリングス
第1セット 19―25
第2セット 25―23
第3セット 25―17
第4セット 25―20