22日、国際バレーボール連盟(FIVB)が第39回世界会議を終え、すべてのアスリート委員メンバーを発表した。
新たにファビオ・アゼベド氏が新会長に就任したFIVB。ポルトガルのポルトで第39回世界会議を開催し、その中でFIVBアスリート委員会の任命も行われた。
10名で構成されるFIVBアスリート委員だが、5名は選挙ですでに決定しており、残る5名が理事会による任命で決定されることになっていた。東京グレートベアーズに所属する柳田将洋(32)は9月に行われた選挙に立候補し落選していたが、今回、理事会による任命でアスリート委員として選出された。
柳田と同じく立候補しており選挙で落選したが、今回の理事会の任命によってアスリート委員に選出されたのは、男子バレーボール部門でベルギーのサム・デロー(32)、女子ビーチバレー部門のエジプトのドア・エルゴバシ(28)がいる。
また、選挙時に立候補はしておらず、今回の任命で新しくアスリート委員会にその名前を連ねたのは、男子ビーチバレー部門のカタール代表で東京オリンピックの際に銅メダルを獲得したシェリフ・ユヌース(29)、女子バレーボール部門ではブラジル代表の通称ガビ、ガブリエラ・ギマラエス(30)だ。
最終的に選ばれた10名でこれからの4年間、2028年のロサンゼルス五輪に向けてFIVBのアスリート委員会を担っていくことになる。
世界のバレーボール界の発展に向けて動く組織の一員になった柳田。日本のみならず、世界規模でバレーボールを考え、自ら行動に移しそして実現させた柳田の今後の活躍を期待したい。
■2024年から2028年のFIVBアスリート委員10名(カッコ内は年齢と国籍)
▼女子バレーボール部門
ジョーダン・ラーソン(37/アメリカ)
ガブリエラ・ギマラエス(30/ブラジル)
▼男子バレーボール部門
シモーネ・アンザーニ(32/イタリア)
柳田将洋(32/日本)
サム・デロー(32/ベルギー)
▼ビーチバレーボール女子部門
サンドラ・イットリンガー(30/ドイツ)
ルイーズ・ボーデン(43/オーストラリア)
ドア・エルゴバシ(28/エジプト)
▼ビーチバレー男子部門
ジョシュ・ビンストック(43/カナダ)
シェリフ・ユヌース(29/カタール)