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 大同生命SV.LEAGUE MENの第7節GAME2が24日(日)に行われ、ジェイテクトアリーナ奈良にてジェイテクトSTINGS愛知とサントリーサンバーズ大阪が対戦した。

 ホームのSTINGS愛知に対し、サーブやディフェンスで力を見せたサントリーが3ー1で勝利を収めた注目のGAME1から一夜。強敵相手にホーム戦での1勝に向けてリベンジを誓うSTINGS愛知と、好カードな第7節での2連勝を狙うサントリーがGAME2に挑んだ。

 STINGS愛知はアウトサイドヒッター(OH)に藤原直也とアメリカ代表のトリー・デファルコ、ミドルブロッカー(MB)に村山豪と中国出身のラオ・シュハン、セッター(S)に関田誠大、オポジット(OP)に宮浦健人、リベロ(L)に小川智大をスタメンに起用し、GAME1と同様の選出で挑んだ。

 対するサントリーはOHにデ・アルマス・アラインとポーランド代表のアレクサンデル・シリフカ、MBに小野寺太志と鬼木錬、Sに大宅真樹、OPにドミトリー・ムセルスキー、Lに藤中颯志をスタメンに起用。OHにGAME1では、途中出場で2連続ブロックを決めるなど活躍を見せたシリフカを選出した。GAME1でスタメン起用された髙橋藍はベンチスタートとなった。

 第1セットは序盤、宮浦のサービスエースやトランジションから得点し、ブレイクに成功したSTINGS愛知が先行する。STINGS愛知リードの12ー9で迎えたテクニカルタイムアウト明け、ムセルスキーのサービスエースで点差を詰め寄ったサントリーだったが、STINGS愛知が好ディグを得点に繋げ、再びサントリーを突き放す。その後、サーブでサントリーにプレッシャーをかけるSTINGS愛知が3点差をつけ、先に20点に到達すると、STINGS愛知はサイドアウトを重ね、最後はデファルコの強烈なスパイクで第1セットを先取した。

 第2セットも序盤から宮浦のサーブが炸裂。STINGS愛知がリードする入りとなった。村山にもサービスエースが飛び出し、10ー4と離されたサントリーはレセプションを固めるためにアラインを髙橋藍に変更。その後、大宅とムセルスキーのサービスエースが決まり、点差を2点に縮める。しかしSTINGS愛知がすかさずサーブ&ブロックで再びリードを広げる。レシーバー起用で高橋和幸が入ったことにより、レセプションが安定したSTINGS愛知が3点リードで終盤に入ると、最後は藤原のスーパーレシーブから関田が懸命に上げた2段トスを村山がフェイントで得点に繋げ、STINGS愛知が第2セットを取り切る。

 サントリーがスタートから髙橋藍を起用した第3セットは、藤中颯志がスタートから安定したレセプションや、スーパープレーを見せ、サントリーが一歩前に出るも一進一退の攻防となった。ディフェンスに粘りが出始めたサントリーの1点リードでテクニカルタイムアウトを迎えた中盤も両リベロが躍動し、拮抗した展開が続く。しかし終盤、シリフカや藤中颯志の好ディグからファインプレーの連続で流れを掴み、4点リードとしたサントリーは、勢いそのままに第3セットを取り返す。

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 第4セットも序盤は互いにサイドアウトを取り合う展開となった。このセットに入り、得点源であるムセルスキーのミスがかさんだサントリーはSTINGS愛知に2点リードを許し、テクニカルタイムアウトを迎える。中盤は宮浦やリリーフサーバーで入った秦耕介のサーブのターンでブロックポイントを決め、ブレイクしたSTINGS愛知が点差を3点に広げる。STINGS愛知が先に20点目に乗せると、長いチャレンジで間が開いたものの、サントリーに流れが渡りそうな場面で、宮浦がスパイクやサービスエースを決めてセットポイントを握る。24ー20の場面では手術後初めて、髙橋健太郎がワンポイントブロッカーでコートイン。会場を盛り上げると、サントリーに食い下がられるも宮浦がスパイクを決め切り、第4セットを取ったSTINGS愛知が3ー1で勝利を収めた。

 GAME1の敗戦から、ミスを減らし、サーブでサントリーにプレッシャーをかけたSTINGS愛知がリベンジを果たす結果となった。STINGS愛知の次戦は11月30日(土)に岡崎中央総合公園総合体育館にて広島サンダーズとのホーム戦、サントリーの次戦は11月28日(木)にエディオンアリーナ大阪にて日本製鉄堺ブレイザーズとのホーム戦となっている。

■試合結果

ジェイテクトSTINGS愛知 3ー1 サントリーサンバーズ大阪

第1セット 25―20
第2セット 25―22
第3セット 21―25
第4セット 25―22