2024-25シーズン、初の海外挑戦をした女子日本代表セッターの関菜々巳。しかも移籍先はセリエAの2020-21シーズンから4連覇を果たしている絶対女王のコネリアーノだ。
今シーズンのセリエA女子でも未だ負けなしの開幕10連勝。対戦相手にフルセットにさえ持ち込ませない圧倒的な強さを見せている。そんなチームの中で関は、主に途中出場でサーブを放ち、そのままコートに入って何プレーか、あるいは最後までコートに入る形で試合に出場中。時には劣勢の場面でコートに入り、サーブで相手を崩しチームに良い流れをもたらすこともある。
またチャンピオンズリーグでは第1節、2節ではフル出場を果たしセッターとしての経験も確実に積み重ねている関に、海外挑戦1年目のシーズンのここまでを振り返ってもらった。
「出場機会としては少ないんですけど、本当にトップレベルの選手と毎日練習ができる環境に身を置いていて、本当に貴重な経験をさせてもらっていますし、自分自身、プラスになる経験をさせてもらっているなと思っています」
コネリアーノの目標は全タイトルの獲得だろう。その中で関個人の目標についても教えてくれた。
「タイトルを獲るところに少しでも貢献できるような選手になるところもそうですし、自分自身、自分のプレーを磨くためにここに来たので、見て学んで毎日の練習で学んでたくさんのことを吸収していければ良いかなというふうに思っています」
イタリアでの貴重な経験は、関のバレーボール人生において間違いなく糧になることだろう。まだ先は長いが、今シーズンを終えた時の関が、来年どんなプレーヤーに成長しているのか、期待せずにはいられない。
取材:トシキ