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 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第8節GAME2が1日(日)に行われ、ウルフドッグス名古屋と東京グレートベアーズがエントリオにて対戦した。

 WD名古屋は、アウトサイドヒッター(OH)に高梨健太と水町泰杜、ミドルブロッカー(MB)に王東宸とリヴァン・ヌルムルキ、セッター(S)に深津英臣、オポジット(OP)にニミル・アブデルアジズ、リベロ(L)に市川健太を起用。

 一方の東京GBは、OHに柳田将洋とアレックス・フェレイラ、MBに大竹壱青と伊藤吏玖、Sには今橋祐希、OPにマチェイ・ムザイ、Lに古賀太一郎をスタメンに起用した。

 第1セットは、昨日のGAME1では惜しくも敗戦となった東京GBはスタートから守備に攻撃にと、高いレベルでのプレーを展開する。大竹の力強いクイックで12点目を奪った東京GBは4点リードしてテクニカルタイムアウトを迎えた。点取り屋のニミルの得点や、東京GBのミスで徐々に点差を詰めるWD名古屋だったが、最後は深津英臣のサーブがアウトになり、第1セットは25ー22で東京GBが奪った。

 第2セットも先に前に出たのは東京GB。すかさずWD名古屋も攻撃を仕掛け、王のサービスエースで同点とするも、東京GBは柳田のサービスエースで再び前に出る。このセットもリードしてテクニカルタイムアウトを迎えた東京GBは同点とされる場面もありながらも、GAME1からチームを引っ張る柳田の力もあり、リードを保って終盤へと入った。先にセットポイントを握ったのはWD名古屋だったがその後はデュースの戦いとなり、チャレンジも連続で行われる展開に。最後はブロックで攻撃を阻んだ東京GBが得点し、29ー27で第2セットも連取した。

 続く第3セットはニミルの突き刺すようなスパイクから始まり、リードを奪ったのはWD名古屋だった。このセットで決め切りたい東京GBだが、GAME1のPOMである山崎彰都が入って流れを変えたほか、ニミルのサービスエースが3本決まるなど、攻撃のリズムを掴んだWD名古屋を抑えきれずに最大13点のリードを許した。大竹のサーブで点差を縮めたものの、追いつくことはできず第3セットは25ー13でWD名古屋が奪い返した。

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 第4セット、切り替えて臨みたい東京GBは要所でミドルを使いながら得点を重ねるも、ニミルの勢いは止められない。この日6本目のサービスエースを奪うとチームは勢いを増し、更に点差を広げた。東京GBは選手交代を行いリズムを掴もうとするも、WD名古屋はサーブで攻め続け流れを渡さず、このセットも25ー16と大幅にリードして奪う形となった。

 最終第5セットは、大幅にリードしてセットを奪い勢いに乗っているWD名古屋が3ー0と前へ出る。どうにか自分たちのリズムを掴みたい東京GBだったが、クイックをシャットされた直後に山崎のサービスエースが決まり、5点のリードを許してコートチェンジとなった。12ー7の場面では、山﨑が長くなったレセプションをダイレクトで相手コートに叩き込むと会場も熱気に包まれた。終盤追い上げた東京GBだったが、最後はサーブミスで得点を落とし15ー11でWD名古屋がセットを奪い白星をあげた。

 GAME1の敗戦から切り替えて臨んだ東京GBが流れを掴むかと思われたが、第3セットから息を吹き返したWD名古屋。GAME2の白星を含めて現在10連勝となった。WD名古屋は次節、現在4位につけているサントリーサンバーズ大阪との戦いを控えている。

 ■試合結果

 ウルフドッグス名古屋 3ー2 東京グレートベアーズ

 第1セット 22ー25

 第2セット 27ー29

 第3セット 25ー13

 第4セット 25ー16

 第5セット 15ー11