日本代表のリベロ福留慧美(27)は、今シーズン初めて海外リーグへの挑戦を果たした。移籍先は、バレーボール最高峰といわれるイタリアのセリエAで昨シーズン3位の強豪ミラノだ。
そのミラノで福留は、リーグ戦でほぼスタメン起用のフル出場、移籍するや否やチームの守備の要となり、安定した活躍を見せているが、慣れない海外に身を置く中、福留はどんなこと思い過ごしているのだろうか、今シーズンを振り返ってもらった。
「まずはこの環境に慣れるところから始まって、はじめは少し難しいこともあったんですけど、どんどん環境自体にも慣れてきて、チームメイトもすごく優しいです。自分はまだ英語も全然喋れないんですけど、すごく分かりやすく話してくださったりというところで、ここまでまだ(シーズンの)半分も行ってないかなと思うんですけど、自分自身もいろんな気持ちだったり感情を持ちながらできてるんじゃないかなと思います」
優しいチームメイトのおかげもあって、苦労しながらも徐々に今の環境に慣れて来ているようだ。そんな彼女の今後の目標についても話を聞くことができた。
「日本を出てイタリアにくると決めたのも、人としても成長できるのかなと思いましたし、プレー面でも高さのある所から強いボールがくるというところで、そういうところも成長できると思ったので挑戦したし、そこは変えずに、その強さだったり、この環境に慣れるというところ、帰って自分がパワーアップしてるというのをしっかり実感できるように、そこを目標にしています」
日本とはやはりフィジカルが異なる海外選手たち。試合の度にそのパワーを受け止め、味方に繋げる福留がこれからパワーアップしないはずがない。
取材:トシキ