東京グレートベアー※写真は12月7日撮影©SV.LEAGUE

 大同生命SV.LEAGUE MENの第9節GAME2が8日(日)に行われ、パナソニックアリーナにて大阪ブルテオンと東京グレートベアーズが対戦した。

 ホームの大阪Bが3ー1で勝利を収めたものの、第4セットでは36ー34という激戦にまで発展したGAME1から一夜。開幕からここまで首位を保つ大阪Bと、勢いに乗る東京GBのGAME2が行われた。

 大阪Bはアウトサイドヒッター(OH)にアメリカ代表のジェスキー・トーマスとキューバ代表のロペス・ミゲル、ミドルブロッカー(MB)にエバデダン・ラリーと西川馨太郎、セッター(S)に永露元稀、オポジット(OP)に西田有志、リベロ(L)に山本智大をスタメンに起用。GAME1の第4セット途中に交代する場面もあったキャプテンの山内晶大は西川と交代し、ベンチスタートとなった。

 対する東京GBはOHに後藤陸翔とポルトガル出身のアレックス・フェレイラ、MBに大竹壱青と伊藤吏玖、Sに今橋祐希、OPにポーランド出身のマチェイ・ムザイ、Lに古賀太一郎をスタメンに起用。GAME1からOHを、柳田将洋から後藤に変更した選出となった。

 第1セットは、後藤のサーブからブロックポイント2本を決めるなど連続ブレイクに成功した東京GBが、最大4点差をつける入りとなった。東京GBの3点リードでテクニカルタイムアウトを迎えると、MBの打数こそ少ないものの、フェレイラとムザイを中心に得点を重ねる東京GBがリードを保つ。安定したレセプションや強いサーブを見せる東京GBに対し、サーブで崩される大阪Bは2枚替えを行うも、東京GBのブロックを意識してかスパイクミスも増え始め、点差を大きく離される。その後も流れを変えることは出来ず、最後はフェレイラのサービスエースで東京GBがセットを先取する。

 第2セットは開始早々、西田のサービスエースが決まった大阪Bが一歩リードするも、その後は互いにサイドアウトを取り合う拮抗した入りとなった。先に、均衡を破ったのは東京GB。大阪Bのチャレンジ失敗から、テクニカルタイムアウトを挟んだ連続ポイントでリードを奪う。しかし、大阪Bもすかさず2連続ブロックを決め、逆転に成功すると終盤、2枚替えで入った深津旭弘のサーブを起点に東京GBが再びリード。両者ブレイクを取り合い、目まぐるしく流れの変わった第2セットを、大竹のブロックポイントでセットポイントを灯した東京GBが取り切る。

 第3セットは一進一退の入りとなったが、サーブやブロックで大阪Bにプレッシャーをかける東京GBが2点リードで12点目に乗せる。2セットダウンと後がないホームの大阪BはSを中村駿介に、OHをロペスから富田将馬に変更。大阪Bは中村のネットインサービスエースや西田のスパイクで逆転を図るも、東京GBのブロックやディフェンスが牙を剥き、最大5点差まで東京GBにリードを許す。終盤、西田にブロックポイントも飛び出し、食い下がった大阪Bだったが、力及ばず第3セットを取った東京GBがストレート勝利を収めた。

 GAME1では悔しい敗戦となったが、攻めたサーブや徹底したトータルディフェンスを起点とし、今橋の変幻自在なトスアップから好調なフェレイラとムザイで得点を重ねた東京GBがGAME2でストレート勝利を収める結果となった。大阪Bの次戦は12月27日(金)にパナソニックアリーナにてヴォレアス北海道とのホーム戦、東京GBの次戦は12月28日(土)にことぶきアリーナ千曲にてVC長野トライデンツとのアウェー戦となっている。

■試合結果

大阪ブルテオン 0ー3 東京グレートベアーズ

第1セット 17―25
第2セット 23―25
第3セット 22―25