[写真]=金田慎平 ※写真は10/11撮影のもの

 令和6年度天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会 ファイナルラウンドは12月12日(木)からAsueアリーナ大阪で開催されている。

 12日(木)に行われた1回戦で仙台大学を破ったVリーグ男子西地区所属のアイシンティルマーレ碧南は、13日(金)の2回戦でSVリーグ男子所属の大阪ブルテオンと対戦した。

 アイシンはオポジット(OP)に佐藤篤裕、アウトサイドヒッター(OH)に岡森怜夢と新保遥己、ミドルブロッカー(MB)に水野将司と櫻井翔馬、セッター(S)には杉本峻作、Lに山本涼をスターティングメンバーに起用。

 対する大阪BはOPに西田有志、OHにジェスキー・トーマスとロペス・ミゲル、Sに永露元稀、MBにエバデダン・ラリーと山内晶大、Lに山本智大という布陣となり、両チーム共にリーグでも主にスタメンを張る選手の起用となった。

 1セット目、大阪Bが3連続ポイントを奪う展開で試合がスタートする。アイシンのスパイクに上手くブロックタッチを取って攻撃に繋げる大阪Bが連続ポイントを重ね、5-12という点差でテクニカルタイムアウトに突入。その後もフロアにボールを落とさない大阪Bのペースで試合が進む。西田やジェスキー、ロペスの強烈なサーブでレセプションを乱されたアイシンは思うような攻撃ができず、12-25の大差で大阪Bが先取した。

 続く2セット目序盤、1セット目とは逆の展開となる。アイシンが大阪Bのレセプションをサーブで崩してのブロックポイント、またスパイクミスを誘うなどして7-3でリードを広げる。しかしそこからじわじわと追い上げる大阪Bは、途中OHジェスキーを富田将馬に、MB山内を西川馨太郎に選手交代をしながら、中盤で同点に追いつく。そして終盤にブレイクをとる強さを見せつけた大阪Bが逆転し、サービスエースで追い上げを見せたアイシンだったが力及ばず、23-25で大阪Bがこのセットを連取する。

 3セット目、スタートから大阪BはSを永露から中村駿介に、OPを西田から西山大翔に、OHロペスを仲本賢優に、そして2セット目途中で交代した富田と西川もスタートから起用され大幅にメンバーを変更、対するアイシンはスタメン変更なしで臨んだ。序盤から要所でブレイクを重ねた大阪Bが多彩な攻撃で8-12とリードを広げ、アイシンはその差を縮められず、大阪Bが21-25でセットを取りストレートの快勝で次戦に駒を進めた。

 この試合に勝利し、天皇杯連覇を狙う大阪Bは、14日(土)に行われる準々決勝で同じSVリーグ所属の東京グレートベアーズと対戦する。

■試合結果

アイシン 0-3 大阪B

第1セット 12-25
第2セット 23-25
第3セット 21-25