19日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する欧州チャンピオンズリーグ(CL)のリーグラウンド第4節が行われ、大塚達宣が所属するミラノがオーストリアのチロル・インスブルックと対戦した。
大塚は第1節でスタメンに起用されて以降、第2、第3節と先発出場がなく、出場機会も少なくなっていた。チームは前節、ポーランドのザビエルチェ戦でフルセット負けを喫するも、ここまで2勝1敗。第4節となる今試合ではオーストリアのチロル・インスブルックとの対戦となった。11月21日に行われた第2節のチロル・インスブルック戦では、アウェーながらもミラノが3ー1で勝利を収めていた。
大塚は今試合で第1節ぶりに先発出場を果たすと、第1セットからスパイクや安定したレセプションでチームに貢献。終盤にかけてサーブでブレイクし、リードを奪ったミラノは勢いそのままにセットを先取する。
続く第2セットは30点を超える熱戦となった。序盤に先行して以降サイドアウトを重ね、中盤までリードを保ったミラノだったが終盤に差し掛かった場面で相手が猛追。20点目以降で同点に追いつかれると、試合はデュースにもつれ込む。サイドアウトの応酬が30点まで続くも最後は大塚のブロックが決まり、ミラノがセットを連取する。
第3セットもミラノが序盤に一歩前に出るも点差を広げられず、拮抗した展開が続く。中盤には相手に逆転され、20点目以降もリードを許したミラノは、先にセットポイントを握られるも連続サービスエースで食い下がり、マッチポイントを握り返す。最後は相手のスパイクがミスとなり、第3セットを取り切ったミラノがストレート勝利を収めた。
大塚は試合を通してブロック2本、サービスエース1本を含むチーム2タイの14得点を獲得。レセプション成功率も73%と高い数字を残し、攻守でチームに貢献した。ミラノは3勝目をあげ、グループCの2位につけている。
次戦は12月23日(月)2:00からセリエAのリーグ戦にてチヴィタノーヴァとの第13節、12月30日(月)2:00からコッパ・イタリアの準々決勝、チヴィタノーヴァ戦が控えており、CLの次戦は2025年1月17日(金)4:30からベルギーのルーセラーレとのアウェー戦となっている。11月14日に行われた第1節のルーセラーレ戦では、ホームのミラノがフルセットで勝利を収めている。
■試合結果
ミラノ 3―0 ルーセラーレ
第1セット 25―19
第2セット 32―30
第3セット 26―24