[写真]=Getty Images ※写真は男子日本代表監督時代のもの

 約7年間、男子日本代表を率いて多くの成果を残したフィリップ・ブラン監督が、今シーズンから新しく就任した韓国のVリーグの天安現代キャピタルスカイウォーカーズ(現代キャピタル)でもその手腕を振るっている。

 Vリーグ開幕前のKOVOカップ(韓国バレーボール連盟主催の大会)で、ブラン監督就任早々に11年ぶりの優勝を果たした現代キャピタルだったが、その勢いはリーグ開幕後も留まることを知らない。現時点で16試合を終え、現代キャピタルは14勝2敗で単独1位につけ、怒涛の7連勝中。この7連勝という数字は、今シーズンの韓国男子Vリーグの最多連勝記録となっており、またチームとしても7年ぶりに7連勝を果たした。

 リーグ開幕前にブラン監督は、「私たちの戦術、技術を発展させ、リーグで良い姿を見せなければならない」とコメントしていたが、その言葉通り、チームを指揮し勝利を重ねる姿を見せている。

 12月25日(水)には、現代キャピタルを追って11勝5敗と2位につける仁川大韓航空ジャンボスとの直接対決を迎える。仁川大韓航空ジャンボスはKOVOカップの決勝でフルセットで下した相手で、今シーズンのリーグ戦ではこれまで2回対戦、どちらも現代キャピタルが勝利しているが、2020-21シーズンから4連覇を果たしている強豪チームだ。

 韓国の『Nスポーツ』によると、25日の試合に向けてブラン監督は、「家族へのクリスマスプレゼントを作りたい」と笑いながら冗談を言い、「ホームでやるので、ファンに勝利をプレゼントしたい。 大韓航空も我々と同じ気持ちだろうから、しっかり準備しなければならない」と意気込みを明かした。

 日本だけに留まらず、韓国でも監督としての腕を見せているブラン監督。今後も監督とチームの動向に注目していきたい。