[写真]=Lega Pallavolo

 27日(金)にセリエA男子の第14節が行われた。

 今シーズンのセリエA男子には、日本代表で活躍するペルージャのアウトサイドヒッター(OH)石川祐希、ミラノのOH大塚達宣に加え、大阪ブルテオンからチステルナにレンタル移籍中のOH垂水優芽が在籍している。

 13連勝中のペルージャの対戦相手は、ここまで5勝8敗のモデナ。石川は第8節ぶりに先発起用され、1セット目から強烈なクロススパイクやバックアタックなどで得点を重ねる。またサーブでも相手を崩しブレイクのチャンスを作るなどしてチームに貢献。2セット目はデュースにもつれるもペルージャが勝ち切り、また3セット目ではリードされていたところから逆転に成功しストレートでの勝利を飾った。石川はフル出場で13得点を挙げ、ペルージャは連勝記録を14に伸ばした。

 そして大塚所属のミラノは、ここまで10勝2敗と2位につけるトレンティーノとの対戦。大塚はベンチスタートとなった。1セット目中盤、強いサーブに崩されブレイクを献上し、また連続サービスエースで6点差をつけられたところで大塚が後衛でコートイン。その後も強烈なサーブに苦しめられ、守備を固めるミラノだったが、大塚はレセプションすることなく再びベンチに戻る。このセット、ミラノは相手の勢いを止められず18-25の大差で先取される。

 2セット目は序盤から中盤にブレイクを重ねたミラノがリードするが、中盤以降相手に流れを掴まれ同点に追いつかれる。大塚は22-23と1点リードを許した場面で後衛でコートインするも、今回もレセプションすることがなく相手のノータッチサービスエースで25-23とされミラノは後がなくなる。3セット目は大塚の出番はなかったが、ミラノは序盤のリードをひっくり返され3セット目も落としストレートで敗戦、前節から2連敗となった。

 垂水所属のチステルナは、9勝4敗と3位につけるピアチェンツァと対戦。1セット目は、序盤にピアチェンツァにリードを許し、終盤5連続ポイント、20点目以降に3連続ポイントを奪って食らいつくもその差を詰められず、先取される。2セット目は逆の展開となり、序盤からチステルナがブレイクに成功、リードを保つ。終盤にその差を縮められるも逃げ切る形でこのセットをチステルナがとる。

 3セット目は1セット目と同じ展開で序盤にピアチェンツァにリードを許し、追い上げを見せるもセットを落とす。4セット目は序盤リードを許していたところからブレイクを重ねチステルナが逆転しそこから一進一退の攻防戦となりデュースへもつれるも、あと一歩が及ばず25-27で敗戦となり、ミラノ同様前節から2連敗としている。垂水の出場機会はなかった。

 次戦第15節は年明け、2025年1月6日(月)2:30より石川所属ペルージャと垂水所属のチステルナが対戦、大塚所属のミラノは1月7日(火)1:00よりモンツァと対戦する。

 また、12月30日から31日にかけてコッパ・イタリア2024-25の準々決勝が開催され、30日(月)0:00よりチステルナvsトレンティーノ、同日2:00よりミラノvsチヴィタノーヴァ、同日2:30よりヴェローナvsピアチェンツァ、31日(火)4:30よりペルージャvsモデナの4カードが実施される。

■試合結果

・石川祐希(ペルージャ)
vsモデナ(〇3-0)
先発フル出場

・大塚達宣(ミラノ)
vsトレンティーノ(●0-3)
途中出場

・垂水優芽(チステルナ)
vsピアチェンツァ(●1-3)
出場なし