大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第10節GAME2が27日(金)に行われ、パナソニックアリーナにて大阪ブルテオンとヴォレアス北海道が対戦した。
7日と8日に行われた第9節から、天皇杯のファイナルラウンドを挟んで行われる第10節。ここまで13勝3敗で2位につける大阪Bと、1勝15敗で最下位のヴォレアスの第10節GAME1が一足早く平日ナイターで行われた。11月に開催された第5節での両チームの対戦では、大阪Bが両日ストレート勝利を収めている。
大阪Bはアウトサイドヒッター(OH)に富田将馬とキューバ代表のロペス・ミゲル、ミドルブロッカー(MB)にエバデダン・ラリーと山内晶大、セッター(S)に永露元稀、オポジット(OP)に西田有志、リベロ(L)に山本智大をスタメンに起用。をスタメンに起用。OHをここまで全試合でスタメン出場のジェスキー・トーマスから、今季初スタメンとなる富田に変更した。
対するヴォレアスはOHに池田幸太と台湾出身の陳建禎、MBにエストニア出身のティモ・タンメマーと三好佳介、Sに本澤凌斗、OPに台湾出身の張育陞、Lに外崎航平をスタメンに起用。Sの本澤は東レアローズ静岡との第3節GAME1以来のスタメン起用となった。
第1セットは若干のバタつきが見られながらも、西田を中心に得点を重ねる大阪Bがリードする入りとなった。大阪Bの3点リードでテクニカルタイムアウトを迎えると、中盤はロペスのサービスエースで勢い付いた大阪Bが最大5点差までリードを広げる。終盤に差し掛かった場面でロングラリーを制し、一時は流れを引き寄せたヴォレアスだったが最後までミスを減らせず、大阪Bがセットを先取する。
続く第2セットも序盤、西田を軸としたオフェンスで大阪Bが先行する。しかし序盤から好調なブロックで食らいつくヴォレアスは中盤、陳とタンメマーのサーブローテーションで流れを掴み、14ー13で逆転に成功する。その後、山内のサービスエースで再び前に出た大阪Bはブロック&ディフェンスからリードを広げ、終盤に入る。選手交代で逆転の機会を伺うヴォレアスはコンビミスや連携ミスが目立ち、点差を詰められず、その後も大阪Bがサイドアウトを重ね、セットを連取する。
第3セットは、2セットダウンで後がないヴォレアスが、第2セット中盤から池田と交代で入ったOHの鍬田憲伸をスタートから起用した。序盤からブロックポイントを量産する大阪Bがリードを奪うと、大阪Bリードの12ー9でテクニカルタイムアウトを迎える。中盤はこのセットもヴォレアスが、陳のサーブからブロックポイントで12ー12と追いつくが、流れを渡すまいとロペスがサービスエースを決め、大阪Bが流れを握り返す。その後、西田がブロックに捕まり始めるも、サーブから富田のスパイクで得点を重ねる大阪Bが点差を広げ、終盤に入る。調子を上げてきた富田のツーバックアタックでマッチポイントを灯した大阪Bは、最後ヴォレアスのサーブミスで第3セットを取り、ストレート勝利を収めた。
22日に行われた天皇杯決勝で敗戦し、準優勝となった大阪Bが久しぶりのSVリーグとあってか序盤、若干のバタつきが見られたが、終盤にかけてミスを減らし、サーブやブロック&ディフェンスから得点を重ね、3ー0で勝利した。今季初の先発フル出場となった富田も要所でチームに流れをもたらす活躍を見せ、POMに輝いた。次戦のGAME2は28日(土)に同じく大阪Bのホームで行われる。
■試合結果
大阪ブルテオン 3ー0 ヴォレアス北海道
第1セット 25―19
第2セット 25―19
第3セット 25―18