大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第10節GAME2が28日(土)に行われ、パナソニックアリーナにて大阪ブルテオンとヴォレアス北海道が対戦した。
27日(金)に行われたGAME1では、13勝3敗で2位につけていた大阪Bが1勝15敗で最下位につけていたヴォレアスにストレートで勝利する形となった。大阪Bはホームでの連勝を飾りたいところ、ヴォレアスは大金星を挙げて何とか最下位からの脱却を目指したいところだ。
大阪Bはアウトサイドヒッター(OH)に富田将馬とキューバ代表のロペス・ミゲル、ミドルブロッカー(MB)にエバデダン・ラリーと山内晶大、セッター(S)に永露元稀、オポジット(OP)に西田有志、リベロ(L)に山本智大をスタメンに起用。
対するヴォレアスはOHに池田幸太と鍬田憲伸、MBにエストニア出身のティモ・タンメマーと三好佳介、Sに本澤凌斗、OPに台湾出身の張育陞、Lに外崎航平をスタメンに起用した。
第1セット序盤、GAME1で悔しい敗戦となったヴォレアスのS本澤が序盤から強気なトスワークを見せる。MBの三好、タンメマーを多用し大阪Bのブロックを分散させていく。GAME1とは打って変わって17ー23とリードを広げたヴォレアスだったが、S本澤のトスミスが続きそこからOH富田の活躍などもあり大阪Bにリードを縮められてしまう。しかしヴォレアスも意地を見せ、最後はOPの張が決め、23ー25でこのセットを取り切った。
続く第2セット、第1セットとは打って変わり大阪Bが序盤から勢いに乗る。第1セットでヴォレアスのブロックに押され気味であった大阪Bのサイド陣がきれいに決まるようになると、MB山内のクイックも効果的に決まりだす。何とかリードを縮めたいヴォレアスはOP張に積極的にトスを集めるも、なかなか一本で決めることができず、逆に相手に切り返されてしまう。リードを縮められないまま試合が進み、最後は張のサーブがネットにかかり、25ー15で大阪Bがセットを取り返した。
第3セットは序盤からサイドアウトの応酬となったが、8ー6の場面で大阪BのOHロペスがヴォレアスの張を一枚でブロックそこから流れに乗った大阪Bは点差を徐々に広げていく。中盤からはサイドアウトが続く。両チームサイド陣が好調を維持し、ここまで目立っていなかったヴォレアスのOH鍬田もバックアタックなどで活躍を見せる。しかしヴォレアスは序盤で開いた点差を縮めることができず、最後は25ー21で大阪Bがセットを連取した。
第4セットも第2セット同様、大阪Bが序盤から勢いに乗る。ヴォレアスはサーブから相手を崩してブレイクのチャンスを狙いたいところだが、サーブのミスが序盤から目立ちチャンスにつなげることができない。逆に大阪BもS永露の高い位置からのテンポの速いトスが相手ブロックをうまく分散させ、大阪Bの攻撃が一本で決まる場面が目立ち始める。ヴォレアスは再びOPの張にトスを集めるも、バックアタックをネットにかけてしまうなどもったいないミスが続いてしまう。最後はMBのエバデダンが決め、25ー16でこのセットを取り切り、3ー1で勝利した。
ヴォレアスは今シーズン初めて大阪Bからセットを取ったものの、大阪Bの強力なスパイカー陣が活躍し3ー1で大阪Bの勝利となった。大阪Bの次戦は1月4日(土)にパナソニックアリーナにてジェイテクトSTINGS愛知とのホーム戦、ヴォレアスの次戦は1月3日(金)にリクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館にて東京グレートベアーズとのホーム戦となっている。
■試合結果
大阪ブルテオン 3ー1 ヴォレアス北海道
第1セット 23―25
第2セット 25―15
第3セット 25―21
第4セット 25―16