大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第10週の試合が27日(金)から30日(月)にかけて行われた。
2024ー25シーズンから装い新たに始まったSVリーグ。レギュラーシーズンは全10クラブがホーム&アウェー方式により合計44試合を行い、レギュラーシーズン上位6クラブがチャンピオンシップに進出する。
第10週の試合では全10チーム(5カード)の試合が行われた。
平日のナイターゲームとして行われた大阪ブルテオン vs ヴォレアス北海道の一戦。GAME1ではストレートでの勝利となった大阪Bだったが、GAME2では随所で好プレーを見せるヴォレアスに苦しめられ、第1セットを落とした。しかしながら今節スタメン起用となった富田の活躍もあり、第2セットから修正した大阪Bがその後のセットを取り切り3ー1で勝利。2つ白星を増やした大阪Bは、ジェイテクトSTINGS愛知から首位の座を奪い返す形となった。
ここまで4勝と苦しむVC長野トライデンツと、第9節で上位チームである大阪Bに大金星をあげた東京グレートベアーズの一戦は、東京GBに軍配が上がった。GAME1では第1セット、第2セットと30点を超える長い戦いとなったもののどちらも東京GBが取り切る形に。VC長野は両日ともにアウトサイドヒッター(OH)の工藤有史が躍動したものの、アレックス・フェレイラやマチェイ・ムザイなどの外国人選手を中心に得点を重ねた東京GBが勝利をつかむ結果となった。
東レアローズ静岡と日本製鉄堺ブレイザーズのカードは、GAME1では今季内定選手である天理大出身の楠本岳がSVリーグデビューを飾ったものの、試合は3ー1で日鉄堺BZが勝利。ホームの声援を背に負けられない東レ静岡はGAME2で反撃を開始。この日スタメン起用となった重藤トビアス赳がその期待に応え、攻守にわたって活躍を見せた。試合はフルセットまでもつれ込む展開となったが、最終セットで序盤にリードを奪った東レ静岡がそのまま逃げ切り勝利をつかんだ。
第9週までの戦いで首位に立っていたジェイテクトSTINGS愛知は広島サンダーズと対戦。GAME1では宮浦健人とトリー・デファルコの2枚看板で得点を重ね3ー1で勝利したものの、GAME2では戦いはフルセットに。この試合で48の打数がありながらも64.6%という高い決定率を残したフェリペ・モレイラ・ロケの活躍もあり、広島THがGAME2を制した。今節を1勝1敗で終えたSTINGS愛知は勝率を落とし、首位を譲る結果となった。
前節で連勝記録がストップしたウルフドッグス名古屋は、天皇杯王者であるサントリーサンバーズ大阪と対戦。GAME1からフルセットの白熱した戦いとなった。総得点ランキングで堂々の1位を誇るニミル・アブデルアジスを擁するWD名古屋は果敢に攻め続け、デュースの展開を勝ち切った。GAME2ではサントリーがドミトリー・ムセルスキーを中心に得点、サーブでも揺さぶりをかけると2セットを先取。WD名古屋の多彩な攻撃に苦しみ3セット目を落としたサントリーだったが第4セット、髙橋藍がここぞという場面で存在感を発揮し今年最後のホームゲームを勝利で飾った。
今節の戦いを終え、再び首位が交代する結果となった。また、昨シーズン惜しくもプレーオフ進出とはならなかった東京GBが順調に白星を増やし5位につけていることにも注目だ。
次戦第11節は2025年最初の試合となる。2025年1月4日(土)、1月5日(日)にサントリー vs 東レ静岡、ヴォレアス vs 東京GB、日鉄堺BZ vs 広島TH、WD名古屋 vs VC長野、そして注目の首位攻防戦大阪B vs STINGS愛知の計5カードが行われる。
■大同生命SV.LEAGUE MEN 第10週GAME1結果
大阪ブルテオン 3ー0 ヴォレアス北海道
(25ー19、25ー19、25ー18)
VC長野トライデンツ 0ー3 東京グレートベアーズ
(28ー30、31ー33、18ー25)
東レアローズ静岡 1ー3 日本製鉄堺ブレイザーズ
(25ー22、23ー25、17ー25、22ー25)
ジェイテクトSTINGS愛知 3ー1 広島サンダーズ
(24ー26、25ー22、25ー21、25ー22)
サントリーサンバーズ大阪 2ー3 ウルフドッグス名古屋
(25ー23、25ー22、23ー25、23ー25、15ー17)
■大同生命SV.LEAGUE MEN 第10週GAME2結果
大阪ブルテオン 3ー1 ヴォレアス北海道
(23ー25、25ー15、25ー21、25ー16)
VC長野トライデンツ 0ー3 東京グレートベアーズ
(22ー25、23ー25、19ー25)
東レアローズ静岡 3ー2 日本製鉄堺ブレイザーズ
(22ー25、25ー23、21ー25、25ー19、15ー8)
ジェイテクトSTINGS愛知 2ー3 広島サンダーズ
(23ー25、22ー25、30ー28、25ー18、11ー15)
サントリーサンバーズ大阪 3ー1 ウルフドッグス名古屋
(25―16、27―25、22―25、25ー18)