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 大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第12節GAME1が11日(土)に行われ、サイデン化学アリーナさいたまにて埼玉上尾メディックスとSAGA久光が対戦した。

 埼玉上尾はアウトサイドヒッター(OH)にロゾ・ソラと佐藤優花、ミドルブロッカー(MB)に山中宏予と権田寛奈、セッター(S)には岩崎こよみ、オポジット(OP)黒後愛、リベロ(L)に山岸あかねをスタメンに起用。

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 一方のSAGA久光はOHに北窓絢音とザックマリー・グレタ、MBに荒木彩花と平山詩嫣、OPにステファニー・サムディ、Sに栄絵里香、Lに西村弥菜美を起用した。

 第1セット、SAGA久光は序盤からMB荒木のクイックを使い試合を優位に進め、埼玉上尾はOH黒後のフェイントやMB権田のブロックで得点をあげる。長いラリーが続き、両者一歩も譲らない展開となるが、SAGA久光のOHザックマリーが強烈なスパイクを相手コートに叩き込む。またMB荒木がブロックで連続ポイントをとり、SAGA久光が逆転。お互い激しい攻防戦となり、デュースにもつれ込むが、SAGA久光のS栄がツーを成功させ、久光が先にマッチポイントを掴む。最後はザックマリーが決めて26ー28でSAGA久光がセットを先取。

 第2セット、MB荒木がブロックポイントを重ね、5点差をつける展開になる。埼玉上尾のMB山中が好調のサムディを止め、中盤山中に代わり本来Lの岩澤実育がリリーフサーバーとしてコート入り。チーム全体の守備力を上げる作戦に出るが、点差を縮めることができず17-22。サムディがライトからアタックラインにスパイクを決め、25ー17でSAGA久光がセットを連取。

 3セット目、埼玉上尾のMB山中のクイックで最初のポイントをとり、流れを掴もうとする。SAGA久光はOPサムディーにトスを集め点数を着実に伸ばすが、埼玉上尾のS岩崎が不意を突くツーをコートの奥に落とし、MB山中がサムディーを止めるなどでブレイクを重ねる。SAGA久光のOHザックマリーが力を抜いたスパイクで空いている場所に巧みに落とし、好調なサーブでも相手を崩し、得点を重ねる。終盤、S岩崎がサービスエースを決め、チームの士気を高め、L山岸が強烈なスパイクを見事に拾い、逆転に成功。最終的に26-24で埼玉上尾がセットを奪取。

 4セット目、2セットダウンで追い詰められた埼玉上尾は序盤からクイックやサイドにトスを上げ多様な攻撃をしていくが、OH北窓の技術の光るスパイクやOHザックマリーやOPサムディーのスパイクに苦しみ、9点差をつけられる。その後、OHロゾの強烈なバックアタックやMB山中のブロックで相手の攻撃を封じ点差を縮めていくが、追いつくことができず21-25でSAGA久光がセットを取り、7連勝を飾った。

 高さのあるブロックと攻撃でブレイクを重ね、埼玉上尾との試合に勝利したSAGA久光。12日(日)も同会場で13:05から埼玉上尾vsSAGA久光が行われる。

■試合結果

埼玉上尾メディックス 1ー3 SAGA久光スプリングス

第1セット 26―28
第2セット 17―25
第3セット 26―24
第4セット 21―25