大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)第12節GAME1、東京グレートベアーズとヴォレアス北海道の対戦が11日(土)に行われた。
11節を終えた時点で14勝8敗と5位につけ、ここまで5連勝中の東京GB。今シーズン初の6連勝をかけて今日の試合に臨む。一方14連敗中のヴォレアスは、ここまで1勝19敗で最下位。上位チームから白星を勝ち取り大金星をあげたいところだ。
東京GBはアウトサイドヒッター(OH)に柳田将洋と後藤陸翔、ミドルブロッカー(MB)に大竹壱青と伊藤吏玖 、セッター(S)に深津旭弘、オポジット(OP)にアレックス・フェレイラ、リベロ(L)に古賀太一郎をスタメンに起用した。
対するヴォレアスは、OHに池田幸太と陳建禎、MBにティモ・タンメマーと三好佳介、Sに山岸隼、OPに張育陞、Lに外崎航平という起用となった。
第1セット目序盤、スタートからヴォレアスが三好のブロックポイントなどで4連続ポイントを奪い、勢いをつける。その後もサーブで攻め東京GBのレセプションを乱してブレイクを重ね、張の豪快なスパイクなどで7点差をつけ、大幅なリードをもって試合を進める。しかし中盤で東京GBが徐々にブレイクを重ね追い上げを見せ、さらに終盤で後藤のブロックポイントや途中交代で入ったマチェイ・ムザイの強烈なスパイクなどで流れを掴みブレイクすると、遂に22-20と逆転に成功。ヴォレアスのサーブミスで東京GBがセットポイントを握り、最後は柳田がスパイクを決め切り、終盤までリードされていた東京GBが見事な逆転劇を見せ、セットを先取する。
続く第2セット、序盤に柳田のサーブターンでブレイクに成功した東京GBが一歩前に出る。ヴォレアスはラリー中の三好の速攻攻撃などで勢いにのり中盤にじわじわと点差を詰めていくが、東京GBの後藤の2連続のスパイク得点が決まり再びその差を離され、その背中をなかなか掴むことができない。ヴォレアスに流れを渡さないまま試合を進める東京GBは、柳田のブロックを弾き飛ばす強烈なブロックアウトで23点目をとり、ヴォレアスのサーブミスでセットポイントを握る。最後もヴォレアスのサーブがミスになり、25-22で東京GBが2セット目も連取、勝利に王手をかける。
そして第3セット、序盤に大竹のサーブターンでブレイクを成功させる。自身もサービスエースを決め、東京GBが5-1と先行する。序盤につけられた点差を追いかけるヴォレアスは、17-13とリードされた場面から一気に5連続ポイントを奪い17-17と同点に追いつき、タイムアウトを挟んだ1点目も取って遂に逆転に成功。20点目以降、柳田のブロックポイントが決まり21-21と追いついた東京GBだったが、セッターの山岸のブロックポイントでセットポイントを握ったヴォレアスが、最後は張がスパイクを決め23-25で逃げ切る形でセットを取り、勝負の行方は4セット目以降に持ち越される。
注目の第4セット、スタートから東京GBがブレイクを重ね5-0と走り出す。その後も柳田のサーブで崩し後藤がダイレクトで決めるなど、勢いに乗る東京GB。後がないヴォレアスは、張を攻撃の中心としてブレイクを取り差を縮めたいところだったが、終盤、大竹のサービスエースが炸裂し18-10と8点差にそのリードを広げられる。終盤、両者素晴らしいディフェンスを見せ、長いラリーで会場が沸くが、そのラリーを制したのも東京GB。そして後藤に代わってリリーフサーバーで入った星野秀知のサーブがネットインになり、ヴォレアスのコート内を乱すと、張のスパイクがアウトとなり、東京GBが25-16の大差でセットを取り勝利を収めた。
3セット目を取り返したもの、その後の4セット目は東京GBに圧倒され大幅なリードを許し、今回も白星とはならなかったヴォレアス。東京GBは1セット目を大逆転で制し、また3セット目の敗戦を切り替えて4セット目のスタートから走ったことが今日の勝利を勝ち取った大きな要因となった。明日12日(日)GAME2は、14:05に試合開始となる。
■試合結果
東京GB 3ー1 ヴォレアス
第1セット 25ー23
第2セット 25ー22
第3セット 23-25
第4セット 25ー16