東亜学園を下した東福岡が決勝進出！ 73回大会以来の優勝を目指す【春高バレー男子2025】

　第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会（春高バレー）は1月5日（日）から1月7日（火）、1月11日（土）、1月12日（日）の日程で実施される。

　11日（土）は準決勝が行われ、第2試合では男子の東福岡（福岡） vs 東亜学園（東京）のカードで対戦が行われた。

　第1セットは東福岡の7連続ポイントから試合が始まった。流れを掴みたい東亜学園だったが、レセプションが乱れうまく攻撃に繋げられない場面も見られ、15ー2と大きく点差を離される展開になった。一方の東福岡はエースの松下晃大を中心に攻撃し、順調に得点を重ね先に20点台に乗せた。追いかける東亜学園は、替わって入った小寺雄大の活躍も見られたものの、序盤に許した点差を詰めることができずに10ー25で第1セットを落とした。

　第2セット、先に前に出た東亜学園が流れに乗るかと思われたが、自分たちのミスでの失点が響き、東福岡が再びリードを奪った。第1セットと比べて拮抗した戦いにはなったものの、粘り強いディフェンスから攻撃に繋げる東福岡は終始東亜学園の前を走る形となり、このセットも先に20点台に乗せた。その後も攻撃の手を緩めず戦い続けた東福岡は、25ー17で第2セットも連取した。

　続く第3セットも、東福岡が勢いそのまま5ー1とリードし、8ー3でテクニカルタイムアウトを迎えた。あとがない東亜学園はどうにか逆転し、つぎのセットへと向かいたいところだったが、東福岡の多彩な攻撃を抑えることができないまま試合は中盤へと入った。終盤にかけて粘り強さを見せた東亜学園だったが、最後はサーブミスで得点を許し、25ー18でこのセットを奪った東福岡が白星をあげた。

　この試合に勝利した東福岡は、明日12日（日）13:30より、駿台学園と決勝を戦う。