大同生命SV.LEAGUE MENの第12節GAME2が12日(日)に行われ、スワンドームにてVC長野トライデンツと東レアローズ静岡が対戦した。
昨日行われたGAME1は、ホームであるVC長野がストレートで勝利。VC長野と東レ静岡は、現在5勝16敗と勝敗が並んでいるため、どちらが上に出るのか重要な一戦となる
東レ静岡は、アウトサイドヒッター(OH)に重藤トビアス赳と山田大貴、ミドルブロッカー(MB)に難波尭弘と西本圭吾、セッター(S)に新貴裕、オポジット(OP)にアラン・ソウザ、リベロ(L)に山口拓海をスタメンに起用。
一方のVC長野はOHに樋口裕希と迫田郭志、MBに山田航旗とトレント オデイ、Sに早坂心之介、OPにウルリック・ダール、Lに備一真をスタメンに起用した。
大山加奈さんの始球式で幕を開けた試合の第1セット。序盤から中盤にかけては、昨日ストレートで勝利し勢いに乗っているVC長野が一歩リードする展開。レシーブでつなぎ、樋口を筆頭に多彩な攻撃で相手を翻弄。対する東レ静岡は、S酒井啓輔を途中から起用。徐々に守備のリズムを取り戻し、アランが凄まじいスパイクとサーブでブレイク。さらには山田、西本、酒井が連続ブロックでVC長野をシャットアウトし、セット終盤ついに逆転。その勢いのまま第1セットを先取した。
第2セット、今度は序盤から東レ静岡がリードしVC長野が後を追う展開。S酒井はアランを軸にMBを要所で使い得点を重ねていく。対するVC長野は、今日が24歳の誕生日であるS糸山大賀を起用し、粘りのラリーからリズムを整える。しかし、アランの勢いをなかなか止めることができない。アランの強烈なサーブでレシーブを崩され、東レ静岡の高いブロックに苦しめられる。東レ静岡が第1セットの勢いを落とさずに第2セットも連取した。
勝負の第3セットは互角の戦いが続く。VC長野はセットの途中からキャプテンでOHの藤原奨太を起用。自らスパイク、サーブで点数を重ねてブレイクし、VC長野が一歩リード。逆転勝利に向けて指揮を高めていく。対する東レ静岡は西本が躍動。ブロックに加えて、酒井との息のあったコンビネーションで得点する。山田も奮起し粘りを見せたが、VC長野は終始流れを渡さず、セットを取り返した。
第4セットは点差が開かない拮抗した展開が続く。東レ静岡のアランが決めると、VC長野はウルリックがすぐさま反撃。両チームとも素晴らしいバレーボールを展開し、同点のまま20点を迎える。東レ静岡の西本がこのセットもブロックで躍動しチームに勢いをもたらす。東レ静岡が先にセットポイントを迎えると、最後は山田が決め切り、セットカウント3ー1で勝利した。
見事勝利し、昨日の敗戦の悔しさを晴らした東レ静岡。攻めたサーブで相手を崩し、ブロックで仕留めるサーブアンドブロックが機能したことが勝利を大きく引き寄せた。
両チームともに次戦は18日(土)で、VC長野はエントリオにてウルフドッグス名古屋と、東レ静岡はホームである香陵アリーナにて大阪ブルテオンと対戦する。
■試合結果
VC長野 1ー3 東レ静岡
第1セット 19ー25
第2セット 17ー25
第3セット 25ー22
第4セット 23ー25