ヴォレアス北海道※撮影は1月11日©SV.LEAGUE

 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)第12節GAME2、東京グレートベアーズとヴォレアス北海道の対戦が有明コロシアムで12日(日)に行われた。

 東京GBはアウトサイドヒッター(OH)に柳田将洋と後藤陸翔、ミドルブロッカー(MB)に大竹壱青と伊藤吏玖 、セッター(S)に今橋祐希、オポジット(OP)にマチェイ・ムザイ、(L)に古賀太一郎をスタメンに起用した。

 対するヴォレアスは、OHに池田幸太と陳建禎、MBにティモ・タンメマーと三好佳介、Sに山岸隼、OPに張育陞、Lに外崎航平という起用となった。

  第1セット目は、序盤から長いラリーが続いた。東京GBはリバウンドを多く取り、ヴォレアスはブロックでしつこく粘る序盤戦となった。中盤になるにつれて、東京GBはセッターの今橋のツーアタックやチャンスボールを古賀からOPのムザイにダイレクトでトスをするなど多彩なトリッキーのプレーが多く見られた。またセッターの今橋はパイプを多く使うがヴォレアスがしっかりと3枚ブロックで対応した。終盤になると、ヴォレアスがOP張のスパイクMB三好のクイックが効果的に決まった。また、サービスエースやリベロ外崎の安定したサーブレシーブも目立った。中盤から積極的に行っていたブロックも終盤でもしつこく追いかけパイプをシャットアウトし、終盤にヴォレアスが抜け先取した。

 第2セット目は東京GBはOHを柳田に代えアレックス・フェレイラを入れた。ヴォレアスは変わりなし。序盤から流れはヴォレアスである。勢いのあるブロックや粘り強いレシーブで東京GBを乱す。東京GBもOH後藤の活躍や、OPムザイのスパイクが決まるも序盤につけた5点差が縮まらない。終盤になるにつれて、ヴォレアスの粘り強いレシーブも発揮された。東京GBはいいところをあまり出すことができず、ヴォレアスが着実に点数を重ね2セット目も連取した。

 第3セット目は東京GBはミドルを伊藤に代えて、武藤鉄也を投入した。序盤から拮抗したゲームが続く。特に東京GBとヴォレアスのサイドの打ち合いの時間が長く続いた。東京GBはムザイと後藤、ヴォレアス北海道は池田、張、陳が打ち合う。最後は今シーズン大活躍の後藤が打ち切りこのセットが取り切った。このセットはチャレンジが多くそれだけギリギリの試合が続いた。特に東京GBのL古賀の2ndセッターとしてのどこからでも打ち切れるジャンプトスが目立ち、素晴らしいトスがスパイカーを輝かせていた。

 第4セット目は、東京GBが見事な大逆転劇となった。序盤は共に一進一退の攻防。東京GBの今橋はパイプを中心に使い、そして終盤にミドルやライトへと幅の広い組み立てをした。それに比べ、ヴォレアスは当たっている池田や三好など調子の良い選手を中心に組み立てた。ハイセットになれば3枚ブロックで仕留めるなど両チーム共良さを出したセットとなった。終盤までヴォレアスがリードしていたが東京GBが意地を見せ大逆転に成功。終盤、東京GBの勢いに押され、サーブレシーブで崩されてしまったヴォレアスとしては惜しくもセットを落とすこととなった。

 最終セットは、打ち合いの攻防が続く。エースの張とムザイの激しい打ち合いとなった最終セット。ヴォレアスが要所でサーブで崩し、粘り強いブロックで東京GBの攻撃を封じて12ー15でセットを奪取。ヴォレアスが東京GBを破り、ついに今季2勝目をあげた。

 ヴォレアスは次戦、1月18日(土)に大同生命SVリーグ第13節GAME1を函館アリーナでサントリーサンバーズ大阪と対戦、東京GBも18日(土)に日鉄堺BZと有明コロシアムで共にホームでの対戦となる。

◾️試合結果

東京グレートベアーズ 2 ー 3 ヴォレアス北海道

第1セット 20ー25
第2セット 20ー25
第3セット 25-23
第4セット 25ー23
第5セット 12ー15