©Volleyball World

 バレーボール男子日本代表の西田有志が、パリ2024オリンピック(パリ五輪)のグループC第2節のアルゼンチン代表戦を振り返った。

 男子ドイツ代表との初戦を落としていた日本は、決勝トーナメント進出に向けて負けられない第2節でアルゼンチンと対戦。2セットを先行すると、第3セットは後がないアルゼンチンに取られるも第4セットを奪い、3-1で今大会初勝利を掴んだ。

 アルゼンチン戦で5本のサービスエースを含むチーム最多の21得点をマークした西田が試合後のフラッシュインタビューに登場し、試合を振り返った。

 初戦を落とし負けられない状況で迎えたアルゼンチン戦について、西田は「この1勝が本当に遠く感じていて、3試合しかない中の1勝をとることがどれだけ難しいことかというのは自分たちが初戦で身にしみて感じていた部分で、本当に難しい試合でしたし、でも逆にこの逆境をいつも戦ってきたのが自分たちだったので、まずこの試合を3ポイント取れて良かったかなと思います」と振り返った。

 また、この試合で武器となった西田のサーブだが、「練習の通りにしかならないと思っていたので、ひたすらそれを意識してやっていました」としつつ、「スパイクの面でももっと関田(誠大)選手をカバーできる部分もたくさんあったと思うので、アメリカ戦に向けてより精度を高めていきたいなと思います」とスパイク面の改善も誓った。

 8月2日に男子アメリカ代表とのグループ最終節に臨む日本。決勝トーナメント進出に向けては他グループの結果も影響してくるなか、西田は「どういう展開になるかわからないですし、アメリカもすごく力のあるチームなので、そこをしっかり勝っていくことが自分たちの先に繋がる部分だと思うので、そこだけをフォーカスして、先を見ずに、まず自分たちは地に足ついた状態でしっかり戦っていきたいなと思います」と、目の前の試合に集中すると力強く語っていた。