バレーボール男子日本代表のフィリップ・ブラン監督が、パリ2024オリンピック(パリ五輪)のグループC第2節のアルゼンチン代表戦を振り返った。
男子ドイツ代表との初戦を落としていた日本は、決勝トーナメント進出に向けて負けられない第2節でアルゼンチンと対戦。2セットを先行すると、第3セットは後がないアルゼンチンに取られるも第4セットを奪い、3-1で今大会初勝利を掴んだ。
日本を率いて2度目の五輪に臨んでいるブラン監督は、今大会の初勝利について「準々決勝に進出するために大事な試合だとわかっていたが、それ以上に大会で1勝するということがチームに自信をもたらすし、そこが大事だったと思っている」と勝利の重要性を強調した。
また、負ければ予選敗退が濃厚という状況の中でもしっかりと戦った選手たちには「戦う姿勢をずっと示して戦えたことが良かった。(初戦を落とした)アルゼンチンも負けたらおしまいという状況の中で、タイトな厳しい試合になったが、自分たちはその中でもしっかりと切らさずに耐え続けられたことが良かった」と選手たちを褒めていた。
8月2日に男子アメリカ代表とのグループ最終節に臨む日本。決勝トーナメント進出に向けては他グループの結果も影響してくるなか、ブラン監督は「勝てば準々決勝でいいランクで終わることが予想されるし大事だが、まず今日しっかり勝ったことでプレッシャーもある程度なくなったと思う。次に向けていい戦いができると思っている」と、プレッシャーから解放された選手たちの躍動に期待していた。