[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 13日(月)にセリエA女子の第17節が行われ、石川真佑が所属するノヴァーラは、前回の対戦でストレート勝利を収めているローマと敵地で対戦した。

 第1セットから石川はスターティングメンバーとして出場。出だしこそ拮抗する場面も見られたが、ノヴァ―ラはコート内でボールが乱れても見事に立て直し多彩な攻撃で得点する。中盤、ローマはライトからの攻撃を軸に得点し追い上げを見せるも、先に20点に乗せたノヴァ―ラ。石川は上がったトスが合わない場面でもフェイントでうまく相手コートに落とし得点に結び付け点差を離し、危なげなく1セット目を取った。

 第2セットも石川はスタートからコートに立った。序盤は攻撃がなかなか決まらないノヴァ―ラだったが、石川はチャンスボールはもちろん、強打も見事にレシーブしセッターに返すとノヴァ―ラの攻撃に繋げ得点、自身もスパイクを決め16ー13とリードして試合が進む。しかしローマもサイドからのスパイクで得点し追い上げる中で、ノヴァ―ラにオーバーネットの反則が出ると18ー19と逆転を許す。両チームが20点台に乗せ拮抗した展開となりデュースへともつれ込んだが、最後は石川が後ろから託された2段トスを決め切り29ー27でノヴァ―ラが2セット目も取った。

 勝負の第3セット、ローマが先行する入りとなった。しかし乱れたトスを石川が崩れた体勢でもブロックに当て、アウトにし得点するとノヴァ―ラに流れをもたらす。石川のサーブの場面ではローマの攻撃の的を絞り4連続得点となると11ー5と点差を広げる。離されまいとノヴァ―ラのブロックを利用し得点に結びつけるローマだが、ノヴァ―ラはサイドからの鋭いクロススパイクや、利用されていたブロックも決まり強さを見せつけ21ー14とリードし、勢いそのまま25ー17でノヴァ―ラがこのセットを取りセットカウント3ー0で勝利した。

 石川はこの試合先発フル出場し11得点を挙げた。ノヴァ―ラはこの試合に勝利したもののスカンディッチと14勝3敗で並びポイント差で3位をキープしているから変動はない。16日(木)4:30から行われる第18節では、現在12位につけるクーネオと対戦する。

■試合結果

ノヴァ―ラ 3ー0 ローマ

第1セット 25ー14

第2セット 29ー27

第3セット 25ー17