セリエA女子第18節が16日(木)が行われ、石川真佑が所属するノヴァーラは、前回の対戦ではセットカウント3ー1で勝利を収めたクーネオと対戦した。
第1セットから石川は先発出場。序盤は1ー6とクーネオが走る展開となった。石川が相手ブロックを利用するなどして得点するが、クーネオのサイドからの強烈なスパイクを拾いきれず8ー13と点差を詰められないまま試合が進む。中盤に入ってノヴァ―ラのミドルブロッカーのクイックやサイドからのスパイクが決まりだし、じわじわと点差を詰めるが先に20点台に乗せたのはクーネオ。まだまだ諦めないノヴァ―ラは石川がブロックの脇を抜く鋭いスパイクを決め20ー21とする。22ー23で回ってきた石川のサーブで相手の攻撃を絞りブロックが決まると同点に追いついた。クーネオに先にセットポイントを握られたが、ノヴァ―ラのブロックポイントでデュース、最後はプッシュでこのセットを26ー24で取った。
第2セットも石川は初めからコートに立った。序盤は拮抗した展開となるが石川のスパイクが連続でブロックされ6ー9とクーネオにリードを許す。ノヴァ―ラはクイックで得点するもブレイクに繋げられずにいたが、クーネオのスパイクミスとバックアタックを仕留めたブロックポイントで17ー17の同点に追いつき、さらに相手のブロックアウトを誘うと逆転に成功するが、終盤に入ってクーネオの攻撃が勢いを増したかサイドからのスパイクを拾いきれず得点を許し勢いそのまま22ー25でクーネオがこのセットを奪取した。
第3セットもスタートから出場した石川。このセットもノヴァ―ラはクーネオにリードを許す苦しい展開の中、石川が3枚のブロックをかいくぐり得点する。しかし簡単に流れを渡すまいとクーネオは強打と軟打でノヴァ―ラを翻弄し得点を重ねる。石川はチャンスボールをきっちりとセッターに渡し得点に結びつけるが、中盤に石川は一旦ベンチへと下がった。21ー22の場面で石川が後衛でコートに戻るとサーブで勢いをもたらし23ー22とここにきて逆転に成功した。しかし先にセットポイントを握ったノヴァ―ラだったがクーネオのブロックに攻撃が阻まれこのセットも落とした。
ノヴァ―ラにとって後がない第4セットは、序盤から石川のクロススパイクや1枚ブロックで流れに乗りリードするノヴァ―ラ。しかしサイドからのスパイクをクーネオにブロックされると流れが変わり始める。ノヴァ―ラのサーブミスから同点となり、クーネオからの鋭いスパイクが決まると16ー17と逆転されるが、ここでも石川がスパイクを叩き込み食らいつく。両チームが20点に乗せ拮抗した展開となったが、最後はノヴァ―ラが放ったスパイクがアウトとなり21ー25でクーネオがセットを連取。セットカウント1ー3でノヴァ―ラが敗れる結果となった。
先発出場した石川はこの試合11得点となった。前回の試合で勝利したクーネオに負けを喫したもののノヴァ―ラは14勝4敗で3位をキープしているため順位の変動はない。ノヴァーラは次戦第19節を20日に1:00から現在10位のフィレンツェと対戦する。
■試合結果
ノヴァ―ラ 1ー3 クーネオ
第1セット 26ー24
第2セット 22ー25
第3セット 24ー26
第4セット 21ー25